【自動ブレーキ性能評価】マツダがスバル アイサイトを越えた理由

センサー&ブレーキ性能のよさがアイサイトを上回る高得点を実現

アクセラが25点満点の対歩行者の項目で24.5点を獲得した理由は、ずばりセンサーの性能とブレーキ性能の両方がよかったから。

試験車両のアクセラ スポーツ15XD L Package(試験時の車両重量1518kg)はミリ波+光学式単眼カメラによるセンサーフュージョン方式を採用。

マツダでは「i-ACTIVSENSE」と呼ばれる衝突被害軽減ブレーキを含めた先進安全技術を育んでいるが、2016年7月のマイナーチェンジ以降、アクセラには対人検知機能が加わった。

最新のシステムでは、これまでのミリ波+光学式単眼カメラ(対人検知なし)+赤外線による3センサー方式を見直し、画角も拡大した光学式単眼カメラをセンサーに使う「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」で車両と人を検知(いずれも上限80km/h)する。

ミリ波レーダーとアドバンストSCBSの光学式単眼カメラを共用した「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」で、車速が高い領域までをカバーする新たなセンサーフュージョン方式へとグレードアップ。その結果、隙のない検知能力を手に入れた。

また、システムの最終段階で機能する自律自動ブレーキの性能も秀逸。正確にはセンサーからの信号を受けてブレーキが働くわけだが、その信号処理速度の速さに加えて実際のブレーキ性能がよかったことも好成績を収めた理由だ。

ちなみに、アクセラが落とした0.5点ぶんは60km/hからの「CPN」試験のみだ。

(西村直人)

【動画】アクセラのCPN試験