2月18日(土) 警視庁がスピード取り締まりを広く公開、実施するのはなぜ?

警視庁のホームページをのぞくと、今月は2月4日(土)と2月18日(土)に都内で「公開交通取り締まり」を行うとある。別に公開自体は珍しいことではないのだが、今回に限ってはその公開場所の数がケタ違い! なんと100カ所近くもあるのだ。取り締まり方法の内容や時間こそ不明なものの、これほど大規模な公開は珍しい。なぜなのか?

ベストカー2017年3月10日号


ここまで公開する「公開取り締まり」は珍しい

交通違反の公開取り締まり自体は以前から実施されており、特段珍しいものではない。地方新聞や新聞地方版などの片隅には「今日の公開取り締まり」などといったスペースがあり、その日の公開取り締まり情報が掲載されているし、各県警のWEBサイトを見れば、公開取り締まりの情報を記載したページがある。

だが、そこで明かされる情報は非常に限定的で漠然としたものであることがほとんど。

●月×日昼間
▲▲市内 シートベルト
××市内 速度
■■町内 信号
●月×日夜間
●●町内 飲酒

ま、こんな感じだ。さらに注釈として「非公開の取り締まりも随時実施しております」と書かれている。

公開取り締まりといっても、この程度の情報から伝わってくるのはせいぜい「ああ、取り締まり、ま、やっているよね。細かい場所わからないじゃん」というもの。

ところが、だ。警視庁のホームページを見ていたら「2月4日、2月18日にスピード取り締まりを実施する」との記載を発見。どうせいつものようにザックリとしたエリアを数カ所示しているだけなのだろうと詳細情報を見てみると……。

次ページに掲載した一覧がまさにそれだが、実に97カ所もの取り締まり実施場所の情報が公開されていたのだ。しかも場所の表記がかなり具体的。一例を挙げればベストカー編集部近くの「不忍通り・文京区目白台2丁目付近」も実施箇所として挙げられていた。たしかにこの場所、以前からネズミ捕りの名所として知られており、幾度となくここでの取り締まりを目撃していた。

警視庁では従来、公開取り締まりを積極的には実施してこなかったのだ。基本的に速度取り締まりは随時実施していて、特段の公開取り締まりはしないという方針だった。

ところが約2年前の2014年12月、警視庁としては初の大規模な公開速度取り締まりを実施した。この際も97箇所の実施点を事前に公開し、一定の効果をあげられたという。

警視庁では、事前に取り締まりの場所と日にちを公開することで、速度違反に対する意識を高めてもらい、交通事故抑止効果を期待したいとの狙い。公開していたにもかかわらず、この時(2014年12月13日)は585件のスピード違反取り締まりがあったというから、しっかりと情報は確認しておきたい。

2月4日はすでに過ぎてしまったが、続けて2月18日にも一斉公開取り締まりが予定されているから、しっかりと覚えておこう。

 

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