レクサスがLCを日本で発表 スペインで感じたLCの実力とは?

レクサスのフラッグシップスポーツクーペとなるLCがついに日本で発表となった。10速ATの採用など多くの新技術を搭載して、伝家の宝刀であるハイブリッドシステムもこれまでのネガを打ち消したものに進化している。その実力はいかに? ベストカー編集長がひと足先にスペインで試乗した際のインプレッションをお届け。

文:ベストカー編集部 写真:LEXUS
ベストカー2017年1月26日号





セビリアで触れる、レクサスのブランニュークーペ

江戸のはじめ、伊達政宗から遣わされた支倉常長がローマ教皇に謁見したことがあった。その使節団の末裔が暮らす街として知られるスペイン・セビリア。現在はサッカー日本代表、清武弘嗣選手が所属するセビージャのある街といったほうが有名か。

世界遺産セビリア大聖堂や美人に目を奪われながら、試乗開始。レクサスのフラッグシップクーペというからには、かなりのものだろうとの予測はあったが、乗ってビックリ、バリバリのスポーツモデルじゃありませんか。

読者の皆さんから耳にするのが、レクサスはいいけどトヨタのデラックス版じゃないの? という声。でもこのLCはまったく別物。レクサスだけの世界を構築している。なによりも低いヒップポイントからのドライブは、クルマの挙動がわかりやすく、安心感がある。

次期LSにも採用されるGA-Lと呼ばれる新型プラットフォームは、重心高を51mmにおさえ、エンジンを50mmキャビン側に移動したことで、前後重量配分はV8が前52、後48、ハイブリッドが前51、後49と理想に近いもの。

がちっとしたボディはアルミやCFRP(いわゆるカーボン)を多用したもの。構造用接着剤を73mにわたって使用、スポット溶接も点結合から線結合となることで、しなやかさも併せ持つことが、安心感の秘密なのだろう。

一見すると奇抜なスタイリングにも思えるが市街地への馴染みも早い。フラッグシップクーペはこれくらいの押し出しも必要だ

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