スバル「アイサイト」販売台数50万台を突破! その進化の歴史をたどる

先進安全技術の代名詞的存在となっているスバルの「アイサイト」。富士重工業によれば、2月に「アイサイト」搭載モデルが国内で累計販売台数50万台を達成したという。いかにしてスバルの先進安全技術が現在の地位を築き上げたのか。これまでの歴史をたどってみることにしよう。

文:山本晋也/写真:SUBARU





8年10カ月で累計50万台を達成!

2017年4月よりSUBARUと社名変更をする予定の富士重工業。同社のテクノロジーアイコンといえるAWD(全輪駆動)の累計生産台数が1500万台に達したという発表があったのは2016年3月のことだったが、今度は先進安全技術「アイサイト」が金字塔を打ち立てた。

すでにアイサイトの世界販売100万台は2016年11月に達成しているが、今度は同テクノロジーの生まれ故郷である日本国内の販売台数が累計50万台を突破したのだ(2017年2月時点)。

フロントウインドウ内側に配置されたステレオカメラだけで自動ブレーキや追従クルーズコントロールといった運転支援を実現するアイサイト。カメラを使うことで歩行者のみならずサイクリストやライダーも認識できる技術は世界的にも先進安全技術をリードする存在だ。

さて、現在のアイサイトは「バージョン3」と称されているが、その最初のシステムが搭載されたのは2008年5月にマイナーチェンジしたレガシィ(4代目)からだった。以来、搭載車種を増やし、現在はBRZとWRX STI以外の富士重工業が生産するスバル車(OEM以外)に搭載している。そうして積み重ねた8年10カ月で50万台のアイサイト搭載車を日本市場に送り出したというわけだ。

もともとはフラッグシップモデルであるレガシィから展開してきたテクノロジーだが、累計販売台数の構成比をみればわかるように、水平対向エンジンを積むラインナップの中ではエントリーモデルに位置付けられるインプレッサの比率がもっとも高くなっている。2016年にデビューした現行インプレッサでは全グレードにアイサイトと歩行者用エアバッグが標準装備されているのも知られているところ。いまやスバルのクルマは、先進安全技術の普及を牽引する役割も果たしているといえる。