死ぬまでに一度は乗りたい! 新型スバルWRX STI(6/20発売)の実力検証

スバルのフラッグシップスポーツ、WRX STIが新型へと生まれ変わった。ここでは2017年6月20日発売(発表は5月24日)となる、新型WRX STIの詳細を改めてお伝えしたい。

文:ベストカー編集部 写真:スバル

ベストカー2017年6月26日号


■価格はほぼ据え置きで性能がぐいぐい向上

WRX STIの現行モデルは2014年8月に発売が開始され、これまでに2度の改良を受けている。3度目の改良となる今回は、スバル自ら「大幅改良」と謳うものだけに、外観、装備、そして走りのすべてにおいて、大きくレベルが引き上げられている。

外観では新デザインとなり、より精悍な印象を演出するフロントバンパーにまず目が行くが、ステアリング連動となり安全性、機能性が強化された新デザインのヘッドライトにも注目したい。

そして足もとを引き締めるホイールは、タイプSが新開発の19インチを採用。その奧にはやはり新開発の、ブレンボ製18インチベンチレーテッドディスクブレーキシステムが顔を覗かせる。

内装では、タイプSにスバル初の電動調整式レカロシートがオプション設定されたことがトピック。また、マルチファンクションディスプレイも5.9インチにワイド化され、情報の見やすさ、わかりやすさが大きく向上している。

だが、今回の改良の一番のトピックは、やはり新電子制御マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)の搭載だろう。

DCCD自体は初代から採用されており、これまでのモデルが採用していた電磁式LSD+機械式LSDの組み合わせとなったのは、2代目の鷹目以降。それ以降は大きな変更を受けないまま(制御の変更などは行われた)継続採用されてきたが、今回の改良でついに機械式LSDを廃した、フル電子制御となった。

新しいDCCDが生み出す走りの変化についての詳しくは、次ページの新井敏弘氏に存分に語ってもらうとして、これによりハンドリング性能は大きく向上した。

操縦安定性とフラットな乗り心地を実現するサスペンション設定の最適化も行われ、ますます魅力を増した改良型WRX STI。そのパフォーマンスが大変気になるので、早く試乗したい。

価格は標準モデルが7万円アップの358万円(新ブレンボブレーキ採用をはじめとする仕様向上にともなう価格アップ)、タイプSが据え置きの381万円(大型スポイラー版/新設定のトランクリップスポイラー版は376万円)となっている。

さらに(「STI」ではない)WRX S4は、マイチェン版が6月5日ディザー告知開始、7月3日正式発表、8月7日発売となる。こちらも商品力が大幅にアップし、何より新型アイサイトが設定される。楽しみだ。