【世界初試乗】LPガス+ e-POWERに乗った リッター45km走行も可能ってマジ!?

LPガスのクルマというとタクシーを思い浮かべるかもしれない。そのイメージはトルクがないとか、臭いとかネガティブではないだろうか? ところがどっこい、LPガスはガソリンよりも、軽油よりもエコでお得な燃料かもしれない。そんなLPガス車だが、今回は世界初のLPガスタンクを装備するノートe-POWERが登場。最新パワーソースとの相性も抜群のLPガスに迫ります。

文:ベストカーWEB編集部/写真:塩川雅人


LPガスのネガティブイメージは過去のもの!?

LPガスというとどうしてもタクシーなどのイメージが強いのではないでしょうか。そしてそこに付きまとう「低速トルクがない」などのネガティブなイメージ。しかし、皆さん実際にLPガス車を運転したことは? 教習車で乗った? タクシーの運転手さんの話を聞いただけ?

今回ベストカーWEBではLPガス仕様のノートe-POWERを山形県酒田市のケイテック株式会社から借りて試乗してみました。ハイブリッドにLPガスというとあまりイメージがないですが、実はこちらの会社、現行型プリウスもLPガス仕様にするなど、かなり意欲的。もちろん世界初のノート e-POWER+LPGだ。

今回は高知県のカスタマーからの依頼でLPガス仕様のノート e-POWERを作ってしまったんだそう。「ノート LPG e-POWER」といったところか。「違いのわかる男」を目指す編集部Sが試乗してみたところ、どうにも「違いがわからない」のひと言。やっと「違いがわかる男」になれると意気込んで乗ったものの、どんだけ意地悪して加減速をしてみても普通のe-POWERとの差がまったくわからないぞ。低速トルクだ、排ガスが臭いだ、そんなネガな事実はどこ吹く風。

スペックでいえばLPガスはブタンガスなどを混ぜてパワーを出していて、寒冷地など気化の関係でブタンの含有量を減らさないとならない地域ではパワー感にかける部分はなきにしもあらず。またかつてのキャブレター時代のLPガス車を知る人にとっては、LPガス車は非力なものというイメージもあることだろう。現在はインジェクションだからそんな心配もなし。さらにモーターが存在するe-POWERであれば尚更関係なし。

わざわざLPガス仕様車に乗るならなにか「特別感」がほしくなるが、困ったことにガソリン車の”フツー”のノート e-POWERとの差がない。なんてこったい。見事にいい意味で裏切られた。

上り坂でも加速感には不満なし。というよりも、ガソリンのe-POWERとの差がまったくわからない!!

リアバンパーにはガスの充填口、そしてガスタンクが見える