【スタッドレスタイヤは乗らなくても4年が期限】 雪用タイヤの寿命と長持ちの秘訣は?


ボディタイプ別のスタッドレスタイヤ

ミニバンであればミニバン専用スタッドレスタイヤを選ぶのが安心だ

 そして夏タイヤ同様、最近はスタッドレスでもボディタイプ別に特化した専用の銘柄が用意されている。

 これはセダンやハッチバックに比べ、車体が大きく重く重心が高いミニバンやSUVのために、タイヤサイズだけでなくケーシング剛性やトレッドデザインを専用にチューニングすることで、乗り心地やグリップ性能を最適化しているものだ。

 SUV用のタイヤには雪道にも対応できるマッド&スノー規格を取得しているものも多い。つまりそのままでも雪道には対応できるので、4WDであればかなりの走破性を確保している。

 さすがに凍結した路面では、スタッドレスには大分グリップ力で劣るから、東北以北ではスタッドレスに履き替えた方が安心だ。

 SUVの場合、乗用車用スタッドレスでのサイズ対応と、そのSUV専用モデル、さらにはSUV専用タイヤのブランドにも専用のスタッドレスタイヤが用意されているので、選択に迷うユーザーもいるだろう。

 そうしたSUVやミニバン専用のスタッドレスは通常の乗用車用スタッドレスより少しタイヤ代は高くなるが、冬道での安心感や氷雪路での走りに満足感を得たいオーナーには選ぶ価値がある。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる保管法

 夏タイヤを履いている間、スタッドレスタイヤは保管して次の冬季に備えることになるが、単純にカバーを被せて保管すれば安心、というものではない。クルマのボディカバー同様、被せていることがマイナスになるケースもある。

 ベランダなどに置いているユーザーも多いが、日中は直射日光が当たるような場所はできれば避けたい。カバーをしていれば紫外線は防げるが、カバー内の温度が上昇し、内部で結露してゴムを劣化させることになる。

 エアコンの室外機の近くも避けた方がいい。コンプレッサーやファンを駆動するモーターがオゾンを発生させるので、やはりゴムを劣化させる原因になるからだ。

 タイヤの空気圧を半分くらいに落とし、冷暗所にカバーをかけて寝かせて重ねるのが理想的。タイヤ専門店で預かってくれるところもあるから、そうしたサービスを利用するのも賢い手だ。

 また暖冬で使わなかった、というシーズンがあった場合も要注意だ。タイヤは一定以上走行させないままにしていても、ヒビ割れなどの経年劣化が進む原因になる。ゴムは荷重をかけて振動させることにより、柔軟性を保つことができるからだ。

 夏タイヤも同様で、乗らずに駐車しっ放しの状態が続くとゴムの厚みが違う部分などからヒビ割れが進行して、最終的には内部まで劣化が進みパンクしたりバーストする危険性もある。

 雪が降らなくても冬季には1度は履いて走行することが、むしろ劣化を遅らせることになると覚えておこう。

 年に1、2度程度、ウインタースポーツなどを楽しむ時だけレンタルサービスを利用するのも手だが、こういうものは自分が使いたいと思う時には他のドライバーも同じなので、需要が急激に跳ね上がり在庫切れで利用できないケースもある。首都圏で大雪が降った時などは利用するのが難しいと思っていた方がいいだろう。

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