新型WRX、フォレスター、ヴィジヴ…スバルの商品戦略を徹底解剖!! 


■インプレッサ→XVときて、フォレスター→レヴォーグ&WRX

 肝心要の「新車スケジュール」はどうなるのか。

 前述の中期経営計画「際立とう2020」によると、「主力車種」に関しては「新型モデルを間断なく投入」とある。2014年からのスバルの足跡を辿ってみると、まさにこの計画どおり商品を投入していることがわかる。

新型フォレスターの登場は2018年。どのようなパワートレーンかにも注目が集まる
新型フォレスターの登場は2018年。どのようなパワートレーンかにも注目が集まる

◎2014年 レガシィ、レヴォーグ、WRX
◎2015年 エクシーガクロスオーバー7
◎2016年 インプレッサ
◎2017年 XV

  そして現行車のモデルサイクルを見れば、この先のスケジュールもおのずと見えてくる。すなわち、

◎2018年 フォレスター
◎2019年 レヴォーグ、WRX
◎2020年 レガシィB4&アウトバック

 おそらくこのようなスケジュールで新型車が投入されるはずだ。

■プラグインハイブリッドは来年秋登場の新型フォレスターに初搭載へ

 続いてハイブリッド、プラグインハイブリッド、EVといった電動化車両への対応について見てみよう。

 2L+モーターのハイブリッド車を設定していた先代型XVハイブリッドのベースであるXVがフルモデルチェンジしたことに伴って終了以降、スバルの販売ラインアップには電動車両がない。

 基本的に電動車両に関してスバルはその手の内をまったく明かしていない。前述の「際立とう2020」によれば、プラグインハイブリッドの市場投入は来年からとなっており、これを前述の商品スケジュールに照らしてみると、グローバルで売れ筋となっているクロスオーバーSUV「フォレスター」の次期型モデルに搭載されることはほぼ確実だろう。

 注目はそのプラグインハイブリッドシステムで、先代XVハイブリッドとは違ってトヨタ式の遊星歯車動力分配機構をFB20エンジンに組み合わせ、プラグイン化する可能性が高い。

 プロペラシャフトを使い、後方に動力を伝達するメカニカルな4WD方式となるのはいかにもスバルらしいが、シャシーがSGPとなることで操安性と乗り心地が一段とレベルアップすることは間違いない。

 来年秋の登場となる可能性が高い次期型フォレスターだが、今回の東京モーターショーには出展されなかった。

 海外では次期型モデルテスト車の姿もキャッチされているが、来年春のニューヨークショーあたりで市販車が公開される可能性が高そうだ。

 そしてほぼ同じタイミングでXVにもハイブリッド車が設定されることになるだろう。

スバルの業績を大きく発展させた吉永泰之社長。信頼回復にも、その手腕を見せてほしい
スバルの業績を大きく発展させた吉永泰之社長。信頼回復にも、その手腕を見せてほしい

 最後に、同じく「際立とう2020」でアナウンスされている2021年のスバル製EV発売についても触れておこう。

 こちらはなかなか実像は見えてこないが、スバルのEVは国内市場向けというよりもカリフォルニアでのZEV規制を睨んだモデルになりそう。

 そうなると、フォレスターやXVといった北米市場で引き合いのある既存のSUVに追加される可能性が高い。

最新号

ベストカー最新号

【新型プリウス デザイン判明!!】 EVスポーツで「セリカ」復活|ベストカー6月10日号

1年、 2年。時間が経てばクルマの評価も変わる!?  新モデルが登場した直後の試乗。自動車評論家のみなさんの評価はさまざまでしょうが、それから1年、あるいは2年経った今、再びそのクルマに向き合ってみると「違う印象」になり、評価が変わることも…

カタログ