欧米を中心に普及が進んでいる電動キックボード。サイズ的に持ち運びが容易で、目的地近くまでクルマやバスで行き、残りワンマイルを移動するために使うアイテムとして注目されている。
しかし日本では、電動キックボードが「原動機付自転車(原付)」と位置付けられるため、道路運送車両法に基づく保安基準(ウインカーやバックミラー、ナンバー灯などを付ける)を満たしたうえで、運転免許証を携帯し、ヘルメットを着用することで公道走行が認められている。加えて、現在走れる場所は車道に限定されている。
そんな現行の規制が、新たな交通手段にそぐわないとの声が事業者などから上がり、段階的に緩和しようとしている。それが事業者が認可を受けた区域に限り、自転車専用通行帯でも走れる特例措置案だ。
今回はこの特措案と、電動キックボードが新たな移動手段として受入れられるために必要な規制とはどのようなものなのかについて解説、提案していく。
文:国沢光宏
写真:Adobe Stock(Oleg@Adobe Stock)
ベストカー2020年10月10日号
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