例年3月は新車、中古車問わず最もクルマが売れるタイミングだ。卒業や就職、そして転勤など人のライフスタイルが変わる時期でもあるし、メーカーは年度末の決算期に当たるからだ。その結果、決算期ならではの大幅な値引きや超低金利ローンが設定されるなど、ユーザーそしてメーカーにとってもWin-Winのタイミングとなっているのだ。
さらにクルマを所有している人にとっては手放すタイミングにもなるわけだが、買い替えで下取りに入れる場合は多少の色を付けてくれるかもしれないが、買取の場合3月は時期を逃している。それは買取の場合は最もクルマが売れる3月の大需要期に備えて、1~2月に買取を強化しているからだ。したがって買取強化をしているタイミングよりも現在の査定価格は下がる可能性が高い。
このように同じクルマであっても買取価格が下がる要因はタイミングのほかにもさまざまある。ここでは、そのマイナスとなる要因を紹介しよう。
文/萩原文博
写真/Adobe Stock(cat027 ©@Adobe Stock)、TOYOTA、編集部
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