スズキのカリスマ経営者鈴木修さんが残した「心に響く名語録」


名語録9/右肩上がりのスズキを戒める名言

 「30年間右肩上がりで社内に安泰ムードを招いてしまった」

 スズキは、昭和の時代から平成の時代にかけて、生産と販売を伸ばし続けてきた。世界的な自動車メーカーに成長したが、鈴木修さんは「スズキは中小企業だ」という考えを持ち続けている。

 規模は大きくなっても会社の中身は中小企業のままで、まだ他のメーカーに見劣りする、と油断しないように、勝って兜の緒を締めよ、というところが鈴木修さんらしい。

名語録10/スズキのコスト意識がこの言葉に表れている

 「他のせいにせず、足元から節約を考えろ。一円刻みでものは考えなければならない。一円ですよ、勝負は」

 鈴木修さんはコスト意識が驚くほど高かった。だからスズキの本社の隣に工場があるし、本社も大都市ではなく静岡県浜松市高塚町にある。創業以来、本社と工場は浜松から移転することは、今後もないだろう。

 目の行き届くところに工場を置き、社員の技術レベルとコスト意識を高めようと努めた。1円、1グラムにまでこだわり、原価を下げることに並々ならぬ意欲を燃やしている。

 しかも今はコスト低減に努めながら商品そのものも驚くほど完成度が高い。これは鈴木修さんが細かいことにも目を光らせていたからだ。

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