腰痛に悩まされている人は多いと思うが、とりわけトラックドライバーにとっては深刻な職業病になっている。
厚生労働省がまとめた「業務上疾病調」によると、令和2年(2019年)における業務上疾病(休業4日以上)の発生件数は1万5038件で、そのうち腰痛が5616件(非災害性を含む)を占めている。
運輸交通業と貨物取扱業から陸上貨物運送業、つまりトラックドライバーに絞ったデータを見てみると674件となり、これは全産業の12%を占める値だ。
トラックドライバーにとって、まさに腰痛は職業病と言え、他の産業の同じ年齢層と比較すると、40歳代前半までで発生率は4倍から6.6倍にもなるという。
陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)の広報誌「陸運と安全衛生」令和3年9月号を元に、本誌「フルロード」に寄せられたトラックドライバーの声を交え、トラックドライバーの腰痛問題を考えてみた。
文、写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
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