昨シーズン、関越道と北陸道で相次いで発生した、豪雪によるクルマの大規模な立ち往生。チェーン未装着車両がスタックしてしまったことや、この周辺の交通が停滞していたことによる交通集中、また情報発信が遅れたなど、さまざまな要因で引き起こされたものでしたが、最大で52時間にも及んだ立ち往生は、大雪の怖さを実感した出来事でした。
大雪が予想されるときは「クルマを使わない」というのが、大原則。雪に慣れていない地域に住む人はもちろんのこと、雪に慣れている地域の人であっても、大雪が降る予報が出ているときは、なるべくクルマでの移動、特に立ち往生で身動きが取れなくなる高速道路を使った移動は避けるべきです。
しかし、どうしても行かなければならない、もしくは予報よりもたくさん雪が降ったことで身動きがとれなくなってしまう、ということも考えられます。突然の大雪で身動きがとれなくなってしまったとき、命を守るためにやるべきこと、そしてやってはいけないことをご紹介します。
文:吉川賢一
アイキャッチ写真:Adobe Stock_Rico Löb
写真:Adobe Stock
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