【世の中ゼニや ゼニやでぇ!】 消防車から新幹線まで! あのクルマ 車両の意外なお値段

【世の中ゼニや ゼニやでぇ!】 消防車から新幹線まで! あのクルマ 車両の意外なお値段

 ベストカーではたびたび「気になるアレのあの値段」といった特集が組まれる。クルマの値段が気になるのは書き手にとっても読み手にとってももちろんなのだが、ベストカーの場合その矛先はクルマのみならず多方面というより全方位に渡り、しばしば引く。

 それでも節度ある本企画担当、今回はなるべくクルマ寄りを心がけ、普段目にする路線バスや消防車、レッカー車などの値段を調べてみた。

 うっかりぶつけた時すぐに計算できるように、電柱、ガードレール、道路標識のお値段もつけてみたので、ぜひ何かの参考にしていただきたい(冗談はさておき、もちろんそんな計算はしなくて済むよう、事故にはくれぐれもお気をつけて!)。

※本稿は2018年8月のものです
文:永田恵一/写真: Adobe Stock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年9月10日号


●救急車&消防車

 救急車はクルマ自体の価格はハイエースベースのトヨタ救急車が標準仕様で500万円台前半、ハイメディックと呼ばれる高規格仕様で1100万円となるが、搭載する医療器材を含めると1500万円程度(!)かかるので、2000万円程度が相場。

 消防車はポンプ車やはしご車、化学車など機能や装備によって大きく異なるが、大雑把なところではポンプ車が1300万円〜、タンク車が1600万円〜、はしご車は15mクラスで5000万円〜、40mクラスで1憶8000万円〜、空港用化学消防車が2億8000万円〜だという。

消防車の場合、ポンプ車やタンク車は1300万〜2000万円クラスとなるのが相場のよう

●大型ダンプカー

 鉱山や砕石現場で働く大型ダンプカー。ここでは超大型建機で有名なコマツのオフロードダンプトラックHD785の価格を紹介すると、1億3850万円(!)。価格だけ見ると億ションの値段だが、スペックも全長1万290×全幅6885×全高50500mm、エンジンは1195ps、自重約72トンに最大積載量91トンとケタ違いで、内容を考えれば案外安い?

維持費も気になる。どこに置くんだ…。

●路線バス&観光バス

 観光バスからいくと、マイクロバスのトヨタコースターや三菱ふそうローザで650万〜900万円、中型バスの日野メルファやいすゞガーラミオが1500万円台〜2000万円、三菱ふそうエアロクイーンやいすゞガーラといった大型バスで3000万〜4000万円台と住宅並み。

 路線バスは日野レインボーやいすゞガーラミオといった中型が2000万円台前半、三菱ふそうエアロスターやいすゞエルガといった大型になると2500万円程度と、中型を基準にすると意外に安いのかも。

※日野自動車の大型観光バス「セレガ」についてはこちらの記事もどうぞ。

●霊柩車

 不謹慎かもしれないが、霊柩車は人間が最後にお世話になることが多いクルマだ。その価格は定価がある光岡の「おくりぐるま」シリーズのリューギセンターストレッチリムジン(カローラフィールダーベース)で約600万円、リムジンタイプV(ティアナベース)で約750万円〜。

 クラウンやリンカーンなどを改造する場合にはベース車プラス改造費、車両に載せる宮の材料費、工賃などで仕様によっては約1500万円から5000万円かかることもあるという。

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