『獣になれない私たち』がそれでも乗りたい 【超硬派グルマ】 11選+α

『獣になれない私たち』がそれでも乗りたい 【超硬派グルマ】 11選+α

 最近のクルマは便利すぎる。企画担当は心配だ。そんなクルマに乗ってばかりいると、かつては誰もが持っていた獣の心を失ってしまったりしないだろうか、と。

 獣の心を取り戻せるような、そんなクルマはもうないのか? いや、ある。

 だらけきった心と身体にムチを入れ、内に潜む獣の心を呼び醒ます、そんた硬派なクルマたちを大紹介。

※本稿は2018年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年11月10日号


■マルチスズキ ジプシー

新車で買えるインド生まれの2代目ジムニー。男気溢れる作りと広大な荷室が最大の魅力

 日本では1984年に登場したJA51型ジムニー。そのJA51の輸出仕様がSJ413であり、ここで紹介する「ジプシー」はそのSJ413(ロングホイールベース&ワイドトレッド)幌タイプをベースにレジントップを被せ、ハイルーフワゴン風としたもの。

 インドで生産されるこのジプシー、神奈川県厚木市のジムニー・4WD専門店 RV4ワイルドグースでは、なんと新車で販売している(10台限定)。

大きめの後席部サイドウィンドウはスライド式で開閉可能

 エンジンは80馬力/
10.5kgmを発生する直4、1.3L。サスペンションは男気あふれる4輪リーフスプリングだ。全長が80cm延長されたことでラゲッジスペースも広大。趣味のクルマとして最高の相棒となってくれるだろう。価格は285万円~。

①80hpの最高出力を6000rpmで、10.5kgmの最大トルクを4500rpmで発生する1.3ℓエンジン ②SJ30の3型~JA71の2型までと共通デザインのインパネ。インドはイギリス領だったので、右ハンドルとなっている。エアコンもオプションで装着可能 ③延長された全長&ハイルーフで荷室は広い。さらに後席を折りたためばイベント用テントなどの長尺物も収納できる。最大積載量も400kgを誇っており、使い勝手はいい

〈主要諸元〉
●全長×全幅×全高:4010×1540×1845mm
●ホイールベース:2375mm
●出力:80hp/10.5kgm
●ミッション:5速MT
●生産国:インド

硬派度…★★★★☆

RV4ワイルドグース(神奈川県厚木市)
電話:046-294-4567

■UAZ ハンター

ロシア製ならではの“ださカッコよさ”炸裂

 ロシアの自動車メーカー、UAZが製造するコンパクトなSUVが写真のハンター。レトロで、どこかユーモラスな顔つきが魅力だ。性能はパートタイム式4WDで最低地上高も210mmとバッチリ。ミッションは5MT。価格は385万円~。

全長、全幅のサイズは現行エスクード程度。意外とコンパクトなのだ

内装もシンプルかつレトロ感溢れるが、パワステやクーラーなどの快適装備は備えられている

〈主要諸元〉
●全長×全幅×全高:4100×1730×2010mm
●排気量:2693cc(ガソリン)
●出力:128hp/21.4kgm

硬派度…★★★★☆

UAZジャポン(東京都新宿区)
電話:03-3341-1190

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