サイズ以上の圧倒的室内空間! 日本が誇る超スペース効率車の知恵と技術


パッケージングが変えるのは“広さ”だけではない

現行型ミライースの注目点は運転姿勢の改善。パッケージングは今や室内空間の拡大だけでなく、運転姿勢にまで影響を与える指標となっている

 最後に、現行のダイハツ ミライースは、歴代2代目となるが、この新型がDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の原点と位置付けられ、新プラットフォームを採用している。

 これを機に、実は運転姿勢が見直され、軽自動車や小型車ではなかなか採用されないステアリングのテレスコピック機構を用いなくても、運転姿勢をより適切にとれる運転席を実現した。

 一般的に、軽自動車や小型車は、小柄な人でも運転しやすいように運転席が配置され、その結果やや背のある人の場合はステアリング位置に座席を合わせるとペダルが近すぎることになる。それがペダル踏み間違い事故を誘発している可能性がある。

 一方で、原価の問題からステアリング調節にチルト機構はあってもテレスコピックは採用されず、適切な運転姿勢をとれないまま運転している人もいるはずだ。

 現行の2代目ミライースもチルト機構しか付かないが、それでも運転姿勢が大きく改善された。完璧とまではいかないものの、これによりペダル踏み間違いの可能性を下げることに貢献しているといえる。

 以上のように、パッケージングは室内の有効利用による利便性向上に止まらず、ユニバーサルデザインや運転姿勢にまで影響を及ぼす重要な指標である。