【軽自動車は値落ちが少ない? SUVの値落ち幅は??】 下取り価格の寝落ち幅 気になる疑問に一発解答!!

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【価値の落ちないクルマはどれだ!?】 あのメーカー・クルマの「値落ち最新事情」が好評だ。最近話題の要因によって、クルマの値落ちがどうなっているか? をお伝えした記事だったが、このほかにも、買取価格にまつわるウワサはまだまだある! 気になる値落ちの“疑問”を集め、その真実に迫ります!

※本稿は2019年1月のものです
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年2月26日号


■「軽自動車は値落ちが小さい」のか?

コンパクトなボディサイズとランニングコストの安さで人気の軽自動車。中古車の価格を見ると登録車に比べて値落ちが小さく見えるが、本当に残価率は高いのだろうか。

軽スーパーハイトワゴンの人気車種ダイハツタントで調べてみると、1年目の残価率が70%、3年目が64.1%、5年目が54.6%となった。確かに残価率は高いが、中古車価格ははるかにこの残価率を上回る数字となっている。

その理由は、軽自動車の中古車は需要が高いため、価格が高くなりやすいから。中古車相場が高いからといっても下取り(買い取り)価格は高くないので注意したい。

ダイハツ タント(写真はX”VS SAⅢ”)。残価率が高い=下取り(買い取り)価格が高い、ではないので注意が必要だ

■人気のSUV、値落ちの少ない車種はどれ?

CR-Vが国内市場に復活するなど、留まるところを知らないSUV人気。ここでは人気のSUVから、残価率の高い車種を紹介しよう。

驚異的な高い残価率をキープしているのが、トヨタランドクルーザープラドだ。1年目はレガシィアウトバックに次ぐ第2位の72.9%だが、3年目が68.4%、5年目でも65.5%という高さを実現。リセールバリューを気にする人にはぜひオススメのクルマといえる。

続いて、注目なのがスバルレガシィアウトバック。1年目は74.9%というトップの数値を実現し、3年目も65.5%、5年目でも61.1%と、人気のSUVとはいえ、この数値は凄い。

コンパクトSUVの中心車種となっているホンダヴェゼル、モデルチェンジ前のスバル先代フォレスターのターボ車も高い残価率を実現している。そのなかでアウトランダーPHEVは年式が進むにつれて残価率の下がり方が大きくなる。これはシステムの進化による改良が相場に大きく影響しているのだ。

高い残価率を誇るランクルプラド

( )内の数字は残価率。※1は2.7ガソリンTXLパッケージ7人乗り(新車時価格387万7714円)
※2はハイブリッドX(新車時価格241万7143円)

■4WDのほうが値落ちは少ない?

滑りやすい路面などでも高い操縦安定性を発揮する4WD車。2WD車に比べて新車時価格は高くなっているが、機能的に優れた4WD車のほうが値落ち幅は小さいのか?

現行モデルから4WDが設定されたハイブリッド車のプリウスで2WD車と4WD車の残価率を比較してみると、1年目は2WD車62.6%に対して4WD車が63.5%とわずかに上回った。

そして3年目では2WD車59.2%、4WD車59.6%とその差は縮まっている。ほかの車種で調べても、同様に4WD車のほうが若干残価率は高いが、年式が進むとその差は縮まり優位性は小さくなる。

現行モデルでは4WDも設定されたプリウスだが、値落ちとともに2WDと4WDの残価率の差はやや縮まる傾向にある

次ページは : ■ATとMTでは、どちらが値落ちが少ない?

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