【画像ギャラリー】写真で見るビートル歴代モデル、キャルルックほか

不人気の1302&1303

空冷ビートルのなかで、かわいそうなほど不人気なのがフロントにストラットサスペンションを採用した1302&1303。膨らんだボンネットが特徴で、最小回転半径が小さく運転しやすくなった。1971年に1302が誕生、1973年からウインドシールドが大きく湾曲した1303へとモデルチェンジします。1302Sのように“S”が付くと1600ccエンジン(他は1300cc)
中古車相場/1302&1303(ストリートVWs)かつては「部品取りにもならないビートル」と言われ不人気でしたが、今では30万~150万円というプライスタグを掲げられている。他のモデルに比べるとリーズナブルで見つけやすい。写真は1973年式1303S。膨らんだボンネットが特徴。エンジンは60psの1600㏄デュアルポートキャブレターエンジンを搭載する
中古車相場/1302&1303(ストリートVWs)かつては「部品取りにもならないビートル」と言われ不人気でしたが、今では30万~150万円というプライスタグを掲げられている。他のモデルに比べるとリーズナブルで見つけやすい。写真は1973年式1303S。膨らんだボンネットが特徴。エンジンは60psの1600㏄デュアルポートキャブレターエンジンを搭載する
特徴的な1303Sのダッシュボード
特徴的な1303Sのダッシュボード

「ビートルの楽しみ方」(FLAT4)

 「ビートルは手に入れてからがスタート! 自分独自の仕様にするも良し! 仲間たちと集まるのも良し! ますます愛着が沸くと思います!」

 ビートルを手に入れてからの楽しみというのを聞いてみた。大きく分けて以下の楽しみ方があるという。

オリジナルを維持して楽しむ

 先に触れた、若い頃に欲しかったビートルを手に入れる年配のオーナーの中で、特にこだわる人は憧れだった“その年代で”ビートルを手に入れるという。そして、パーツが豊富にあるだけに構成される内外装のパーツが手に入れた時点で変更されていたり、あるいは交換するにあたり、その箇所だけ年式が異なったりするのは野暮だと考えるそうだ。

 そこで、車両の年式と同じになるように手間ヒマかけてパーツをキッチリ揃えるのだという。「ディストリビューターなども年式によって色が異なるので、なんとか手に入れて揃えるオーナーもいます」

ストリート系のカスタムを楽しむ

 ビートルの定番ともいうべきカスタムがCal-Look(キャルルック)。北米のカリフォルニアが発祥といわれており、ドラッグレースに参戦する車両をモチーフにしている。まずは車高を落として、一方ではエクステリアのモールは撤去してスムージングする。バンパーもダブルバンパーからバンパーレスやTバーなどに変更と、やる気がみなぎるスタイルにするのだ。もちろん、エンジンも排気量を拡大し、タイヤ&ホイールもワイドタイプを装着するなど、中身もしっかり手を入れるパターンが多い。

1967年式スクエアウインドウ Cal-Look

1967年製のスクエアウインドウがベース。排気量は1776ccで、ステンレスマフラーを装着。強化されたトランスミッションまで備わるほか、フロントはディスクブレーキへと変更 。 インテリアもFLAT4オリジナルのステアリングホイールにブラック&ツィードの内装を組み合わせる。価格は469万円(消費税抜き)
インテリアもFLAT4オリジナルのステアリングホイールにブラック&ツィードの内装を組み合わせる。価格は469万円(消費税抜き)

Cal-Lookの元祖 1952年式スプリットウインドウ

もう一台は日本では唯一、FLAT4の東京本社でしか見られないCal-Lookの元祖ともいうべき車両。1952年製のスプリッドウインドウをベースに排気量は2180ccに拡大! インテリアもロールケージが装着されており、ピラーを切断してルーフの高さを低くした「チョップドルーフ」になっている。持ち主はFLAT4の創業者だ。非売品

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