レヴォーグとWRX S4が2020年5月受注ストップ! 新型登場の準備か!??

レヴォーグとWRX S4が2020年5月受注ストップ! 新型登場の準備か!??

「レガシィB4」が2020年6月22日、「BRZ」が2020年7月20日をもって注文受付を終了することを発表しているスバルで、新たなオーダーストップの情報が入ってきた。その車種は、「レヴォーグ」と「WRX S4」だ。

 国内メーカーでは、新型車が発売される1~2カ月前から生産を開始するため、その前にオーダーストップをかけるが、「レヴォーグ」は2020年秋にフルモデルチェンジが予定されているが、そのためなのか!?

 では、「WRX S4」はなぜオーダーストップなのか? その将来はどうなるのか!? 今回は、「レヴォーグ」「WRX S4」についての最新情報をお届けしたい! 

文/遠藤徹
写真/SUBARU、編集部

【画像ギャラリー】2020年秋の登場が待ちきれない! 「新型レヴォーグ」の詳細を公開!!


■新型登場迫る! 現行型レヴォーグが2020年5月25日にオーダーストップに!!

 スバルは、このほど傘下販売店に2020年5月25日をもって現行「レヴォーグ」のオーダーストップを通達した。2020年秋(9~10月)にも次期型を投入するにあたって、現行最終モデルの受注要請するためと思われる。

 現行モデルは1.6Lと2Lの両ターボを設定、販売しているが、現時点では大半の売れ筋が1.6Lターボとなっている。末期モデルで完成度は高く、好条件で買えるので狙い目だ。

2014年6月に発売された現行レヴォーグ。フォレスターと並んで、好調な販売台数を維持する人気車に成長した。パワートレーンは、170ps/25.5kgmを発生するFB16型1.6Lターボと、300ps/40.8kgmを発生するFB20型2Lターボの2種類をラインナップ

 首都圏にあるスバル店で、売れ筋の「1.6GT-Sアイサイト」にビルトインナビ、ETC2.0、リヤカメラ、ベースキット、マット、ドライブレコーダー、コーティング65万円強のオプション&付属品を付けて見積書を作成すると、法定、法定外諸費用込みで総額440万円程度となった。

 車両本体、オプション&付属品込みの値引き額は下取り車なしで40万円程度が可能性の範囲となっている。このほか5月31日まで新車購入資金プレゼントキャンペーンを実施しており、抽選に当たると最高30万円の新車購入クーポンを進呈している。

 5月25日以降になると、受注がストップになるので現行モデルの購入はできなくなる。

 次期型は2020年秋の発売予定だが、6月に入ると、その商品概要を説明した販売マニュアルが提示され、ティザーキャンペーンがスタートする見通しとなっている。

 そして7月あたりからは先行予約の受付が開始となる見込み。次期型は2019年秋に開催した『第46回東京モーターショー』にプロトタイプを参考出品しており、市販バージョンはほぼこちらと同じ内容になる見込み。

2019年10月の東京モーターショーで「レヴォーグプロトタイプ」が公開。2020年1月にはさらにそこから進化した「レヴォーグSTIスポーツコンセプト」が公開された。写真はSTIコンセプト
エンジンはすでに明らかにされているが、新開発される水平対向4気筒1.8L直噴ガソリンエンジンが搭載される。SGP+フルインナーフレーム構造を採用する車体構造により、高いシャシー性能を実現する

「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」で、パワーユニット、フレーム、アイサイトが新開発の仕立てとなる。ボディサイズは現行モデルに比べて全長が15cm程度長くなり、全幅が2cmくらい広くなる。ホイールベースは50mm程度延長し、高速走行での安定性の向上に寄与させる。

 エンジンは従来の1.6&2Lターボを廃止し、新開発の1.8Lターボを搭載。これまで1.6Lターボはレギュラーガソリン、2Lターボはハイオク仕様だったが、新開発の1.8Lターボはレギュラー仕様となる。

 エクステリアデザインは、シャープでアグレッシブなスポーツカー的なステーションワゴンシェルのプロポーションを強調している。フルインナーフレーム構造を採用することで、剛性と乗り心地は2ランクアップしているという。

 アイサイトはさらに進化し標準装備される。ステレオカメラは最新のテクノロジーが盛り込まれる。同ユニットの特徴は画角がより広角になり、レーザーを前方に搭載し、検知範囲を大幅に拡大する。丁字路や駐車場から出る時も作動し、交差点での出会い頭、右左折事故にも対応が可能になる。

 高速道路での追随走行の機能も進化させる。カーブ前減速や渋滞時の手放し運転も実現する。ナビは縦型の10インチ以上の大型画面を標準装備する。これらのコストアップによって、車両本体価格は現行モデルに比べて実質50万円程度の大幅アップになることが予想される。

次ページは : ■WRX S4も年次改良のためにオーダーストップに!

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