新型リーフの「功」と「罪」 革命児か!? 問題児か!? 


■新型リーフのここがイマイチ

 新型リーフを購入する時に注意したいのは視界と取りまわし性だ。

 先代型もサイドウインドーの下端を後ろに向けて持ち上げたが、新型ではその度合いがさらに強まった。リヤ側のドア部分は、ウインドーの下端が先代型に比べて30mm弱は持ち上がった。

 さらにリヤピラーも太くなり、斜め後方の視界が悪化している。開発者は「先代型の外観は欧州と北米で不評だった。

 そこで新型はスリークな(スマートで馴染みやすい)デザインにした」という。そこが災いして後方視界を従来型以上に悪化させた。購入する時には販売店の試乗車で縦列駐車や車庫入れを試したい。

 居住性は先代型と同程度だが、後席は少し窮屈。膝先の空間は相応に確保したが、床と座面の間隔が不足して膝が持ち上がりやすい。4名で乗車するユーザーは後席の居住性を確認したい。

 セットオプションの設定方法もイマイチだ。緊急自動ブレーキを作動させるインテリジェントエマージェンシーブレーキは全車に標準装着したが、プロパイロットとプロパイロットパーキングは、最廉価のSでは装着できない。

 売れ筋になるXでも二者択一を迫られ、プロパイロットとプロパイロットパーキングを両方ともに付けられるのは、両装備を標準装着した最上級のGのみになる。

 さらに良くないのは緊急自動ブレーキがセレナやエクストレイルから進化していないこと。車両に対してのエマージェンシーブレーキは時速80kmが上限となる。

 歩行者対応の時速60km以下は良いとしても、車両については少なくとも法定速度の時速100kmには対応して欲しい。注目度抜群の新型リーフだが、改善の余地は少なからず残されている。

新型リーフのインパネ。ここはもう少し「未来感」がほしかった気もする

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