【ジムニー、タントなど14者14様!?】もしも世界に軽しかなかったら?

【ジムニー、タントなど14者14様!?】もしも世界に軽しかなかったら?

 もしもの世界のお話……。「この世に軽自動車しかなければ、それも1台しか選べないなら、何に乗りますか?」

 このお題に自動車評論家14名はどう答えるか。現行車&中古車のなかから選んでもらう!

【画像ギャラリー】バリバリの新型から名車まで!! 選者たちの“ベスト軽”をギャラリーでチェック!!!

※本稿は2019年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年11月26日号


■これに乗る! 三菱 eKクロス(国沢光宏)

●機能ならN-WGN。が、スタイル込みでeKクロス

 クルマが1台しかなければ、いろんなことに使わなくちゃならない。となれば使い勝手を限定しているようなモデルだとアカンですワな。セカンドカーとかで使うなら軽トラックをもって軽自動車のベストとしますが。

「1台ならオールラウンダーであることが肝」。ということで国沢さんはeKクロス

 オールラウンダーとなれば、キャビンスペース広く4人ゆったり乗れ、自動ブレーキやACCなどの装備も欲しくなってくる。必然的にメーカーは限られます。ホンダか日産だ(三菱でもOK)。

 機能としちゃN-WGNをもってベストとする。しかし! デザインがどうしても納得できない。クルマは自分の美的センスを具現化すると思ってます。N-WGNが私の好みだと考えられたら少しばかりキツいです。繰り返すがセカンドカーなら道具だからN-WGNもいい。1台だけとなれば選べない。

 ということで、買うなら三菱のeKクロス。次点はN-BOXです。N-BOXに停止までするクルコン付けば、順位は逆転としておく。

●次点:ホンダ N-BOX

■これに乗る!スズキ エブリイ(小沢コージ)

●実用に徹したスズキエブリイ。これ以外なし

 スゲーつまんない回答ですが、軽しかないってことはほぼ共産圏みたいなテイストと考えられ、まずは実用性とクオリティが少しでも欲しいので、今私が持っているN-BOXを買うでしょう。

 もちろん最新の自動ブレーキが付いたマイチェン版を。現在標準装備のホンダセンシングには大変満足ですが、ACC使用時に完全停止しないのがとんでもなく不満なので。

 ってか、軽1台のみってS660みたいに「ワガママに乗りたい」という自由が許されない環境ってことじゃないでしょうか? 戦時下の日本のように贅沢は敵! と。

 あるいはさらにそっけなく軽量化をし尽くしたスズキスペーシア? いや、それ以上に実用に徹したスズキエブリイでしょう。

 N-BOXより乗り味をさらに削ぎ落とし、耐久性を考え、カーゴスペースを稼いだクルマ。エブリイなんてサイコー! もはや国民服的クルマになっているんじゃ。これ以外乗れんでしょ、フツー。

最強N-BOXよりカーゴスペースを広くとったエブリイを小沢さんは選択! 

●次点:ホンダ N-BOX

■これに乗る!スズキ 2代目ジムニー(木下 隆之)

●2サイクル、2代目ジムニー。今乗らないと後悔する

 ベストカーから今回のお題をいただいたのは、僕にとってもとてもタイムリーなことであった。というのも、本気で軽自動車を物色していたからである。

 狙いは「SJ30型ジムニー」。1984年までに生産された、2サイクルエンジンを搭載する2代目ジムニーである。

木下さんは2代目ジムニー
木下さんは2代目ジムニー

 というのも、そもそも軽自動車は日本の道路事情に合っていると思っていたし、2サイクルはいずれ消えてしまう絶滅危惧種として気になっていた。

 白い煙を吐きながら、バリンバリンと独特のビートを響かせるジムニーに、今乗らないと後悔すると考えていたのである。

 2サイクルは、オイルとガソリンを混ぜて燃やす混合エンジンで、ガソリンスタンドで給油さえしていれば走るのではない。

 常にオイルを継ぎ足さなければならない。そんな旧時代の産物に触れることができるのは今しかない。

 仮に、それが叶わないのならば、現行型ジムニーが候補になろう。小さいボディには、造り込みや本格的な志が充満している。そんなジムニーのある生活って、ちょっといいと思う。

●次点:スズキ 現行ジムニー

次ページは : ■これに乗る!ホンダ N-WGN(鈴木直也)

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