【RAV4が30万円引き!! CX-30ベースの新型!!? ほか】 新車情報続々&最新販売レポート!!!

 月200店ものディーラーを周り「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。

 今回まずはコロナ一色の世界&国内情勢のもと3月の決算セールもいよいよ大詰めとなるなかでの、各車販売の動向を。そこには様々な事情も垣間見える。ほか、今後登場する新型車の情報も盛りだくさんでお伝え!!!

【画像ギャラリー】RAV4、クラウン、86、ハスラー!!! 好調続く売れ筋モデルから登場待ち遠しい特別仕様車までギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年2月のものです
文:遠藤 徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年3月26日号


■トヨタ 人気のRAV4が30万円以上の値引きをしているわけ

 首都圏にあるカローラ店とネッツ店を取材して驚かされたのは、あの人気モデルであるRAV4の値引きが予想以上に拡大していることです。

 発売当初はナビとETC付きで10万円引き程度に引き締めていたのですが、この年度末の決算セールでは30万円以上に拡大しているのです。

今が狙い目&最後のチャンス!? 目下大幅値引き中のトヨタ RAV4

 理由を営業担当者に聞いてみると「今年5月からトヨタ全系列店で全車併売になるので、競争が激しくなる。今のうちに1台でも多く売り、トヨタ店やトヨペット店の大規模な参入を食い止めたい気持ちがあるため」というのです。

 トヨタの各販売店は5月から扱い車が増えるので、一時的にはトヨタの新車販売が増えそうですが、地域によっては仲間食いが頻繁になり、収益面で苦戦を強いられる可能性があります。

 購入するユーザーにとっては車種によっては安く買えたり、逆にシビアになったり、いろいろなケースが発生することになりそうです。

■マツダ CX-‌30ベースの3列シート7人乗り車発売?

 マツダは今年末か2021年初めにもCX-30ベースの3列シート7人乗り車を投入する方向のようです。

 SUV市場のなかでCX-8が堅調な販売推移を見せていることから、ミディアムクラスでも同様の戦略で商品展開を図ろうとの狙いによるものです。

 パワートレーンはCX-30と同じ2Lガソリン、1.8Lクリーンディーゼル、SKYACTIV-X(2L)でホイールベースや全長を延長し、3列シート7人乗り仕立てとする模様です。

3列シートSUVとして好調な売れゆきを続けているCX-8に続くカタチで、ミドルクラスのCX-30にも3列シート仕様が登場する可能性がある

■三菱 4月中旬ミラージュをマイナーチェンジ

 三菱自動車は4月中旬、ミラージュをマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、新ボディカラーの設定、安全対策強化などが主な改良ポイントとなります。

 外観はフロントマスク、リアコンビランプのデザインが変更され、内装はシート地を変えて質感を向上させます。安全対策は自動ブレーキの検知機能などを進化させます。

三菱のコンパクトカー ミラージュ。2019年6月の一部改良以来のマイナーチェンジとなる

■トヨタ、クラウンに特別仕様車3モデルを5月11日設定

 トヨタは5月11日、クラウンに特別仕様車3モデルを設定して発売します。

 今回発売される特別仕様車はボディカラーやシートに特別なカラーや材質を使った仕様で、「SエレガンススタイルII」、「SスポーツスタイルII」、「RSリミテッド」などを設定。S系は2Lターボ、RSリミテッドは2.5Lハイブリッドを搭載します。ターボは2WDのみ、ハイブリッドは2WDと4WDを用意します。

 現行クラウンは2018年6月の発売で、需要が一巡して販売が低迷しているため、当分はお買い得な特別仕様車戦略で凌ぐことになりそうです。

トヨタ クラウン(写真は2019年12月の特別仕様車 “Sport Style”)

■トヨタ、86に特別仕様車「GTブラックリミテッド」を設定、3月12日発売

 トヨタは3月12日、スポーツモデルの86に特別仕様車を設定し発売しました。商談期間は3月12日(木)から4月16日(木)までの約1ヶ月間、Webにて受付。

 今回は「86」にちなんで86台の限定車(6MTと6ATを43台ずつ)となり、特別仕様車の名は「GTブラックリミテッド」。

 最上級グレードの「GTリミテッド」をベースに、ブラック塗装やブロンズのアルミホイール、ブラック内張の内装、専用ショックアブソーバなどが装備されます。

トヨタ 86の特別仕様車「GTブラックリミテッド」

■日産 新型キックスは6月3日に発売か?

 日産はジュークの後継モデルである新型キックスを5月下旬に発表、6月3日に発売する見通しです。販売店向けの商品説明会は4月下旬、先行予約の受付を5月初めから行うスケジュールとなっています。

 新型キックスはジュークよりもひと回りサイズアップし、シンプルなデザインを採用。パワーユニットは現行セレナやノートに採用している1.2Lのe-POWERユニットを大幅に改良して搭載します。販売台数は月販5000台規模を目指す方針です。

 また、1.5Lや1.6Lターボのガソリンエンジンも用意されますが、これらは遅れて登場する見込みです。また車両本体価格は250万~300万円程度か。

 このキックスの登場によって、コンパクトSUVクラスはトヨタ、ホンダ、スバル、マツダ、スズキ、三菱の各社が激しくシェア争いを展開する構図となりそうです。

日産ジュークの後継モデルとして新型コンパクトSUVのキックスが4月下旬に発売される見込み。パワーユニットは1.2Lのe-POWERか? 

●関連記事→【新型キックス6月3日発売で改良版投入へ!!】日産のe-POWER攻勢が始まる!!!

■スズキ 新型ハスラーの販売が好調な滑り出し

 昨年(2019年)12月24日に発表、1月20日に発売された新型ハスラーの売れゆきが好調な滑り出しを見せています。

 2月上旬現在の納期は4月以降となっているのです。3月の生産分はすべて受注ずみで、推定受注累計は約2万台に達しているようです。

 売れ筋は最上級グレードであるXターボの2WD。ボディカラーは2トーンのほうが引き合いは多く、1カ月程度納期が長くなる可能性があります。

 3月は供給状態がよければ、届け出台数は1万台を突破する可能性があります。

販売好調のスズキ ハスラー

■ホンダ フリード「クロスター」が好調な販売で半年待ちに

 ホンダが2019年10月のマイナーチェンジでフリードに設定したSUVテイストグレードの「クロスター」が好調な販売推移を見せていて、2月上旬現在の納期は半年待ちの7月以降となっています。

 クロスターは3列シート6人乗りのフリード、2列シート5人乗りのフリードプラスの両方に設定。

 パワーユニットは1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドの両タイプを搭載していますが、いずれも販売は好調で同じ程度の納期となっています。

こちらも販売好調なホンダ フリード「クロスター」

■ダイハツタント、1月の販売が軽自動車の4位に後退

 2019年11月にホンダのN-BOXを上回り、軽自動車販売トップに浮上したダイハツのタントですが、その後一転して苦戦しています。

 2019年12月はN-BOXに抜き返され、今年に入って1月、今度はスズキのスペーシアにも抜かれて、同クラススーパーハイトワゴンの3番手に後退しているのです。

 1月の届出台数は1万2332台で前年同月比6%のマイナス。フルモデルチェンジして1年も経過していないのにマイナスになるのは異例といえます。

 これは新車マーケット全体が低迷しているのが影響していると思われますが、こうした状況はライバル他車も同じですから、それとは別にタントにもマイナス要因があるのかもしれません。

昨年、2019年12月にはXセレクションを追加したダイハツ タント

■トヨタ ライズの納期は6月以降にさらに延長

 1月の登録車銘柄別販売台数で初めてトップセラーとなった新型コンパクトSUVのライズ。販売好調により、2月上旬現在の納期は5カ月待ちの6月以降と、長期化している様相となっています。

 生産しているダイハツの池田工場では休日出勤や残業による増産で対応していますが、それでも供給が間に合わず、一時はオーダーストップしたほどでした。なお、ライズは今後しばらく登録車販売の上位にランクされ続けることが予想されます。

トヨタの新型コンパクトSUVであるライズの売れゆきが好調で、2月上旬現在の納期が6月以降にまで伸びている。納期の長期化はしばらく続きそう

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