日産新型キックス 懸念と期待 2WDのみ、e-POWERのみ、タイから輸入で売れるのか!?


キックスに対する不安と期待

 キックスは月販目標5000台程度になると言われているが、不安がないわけではない。

 日本メーカーが海外から輸入して販売したモデルは一部を除き苦戦しているモデルが散見されるからだ。特に東南アジアで生産されたモデルにその傾向が強いのは気になる。

C-HR、ヴェゼルともハイブリッドをラインナップしているが、通常状態が常にモーター走行になるのはe-POWER搭載のキックスだけ。ノートのように人気が出るか!?

 実際日産マーチはタイ生産になった現行モデルは苦戦が続いている。今では同じグループの三菱のミラージュはマーチ同様にタイ生産で日本マーケットに復活したが、残念ながらコンパクトカーとして大きく低迷している。

 そのほかホンダはかつてフィットアリアをタイから輸入していたが大きく振るわず、後継モデルのグレイスに後を譲った経緯もある(グレイスは日本生産)。

 しかし、これら苦戦している海外生産車に共通するのは、日本で生産されたモデルに対し価格的アドバンテージがあまりなかったり、クルマ自体に魅力が薄いというのがある。

 その点キックスには日産の伝家の宝刀、e-POWERによりライバルにないモーター走行という大きな飛び道具を持っているのは強みだろう。

現行マーチはタイで生産して日本で販売。デビュー当初よりはクォリティは高くなっているものの、クルマ自体の魅力がライバルに劣っているのが苦戦の要因

 キックスは275万~350万円程度と予想されるように、C-HR、ヴェゼル、ライズに対して価格的な大きなアドバンテージはないだろう。

 日産のコンパクトSUVの登場を心待ちにしていたユーザーがかなりいるのは間違いないなか、ブランニューSUVのキックスをユーザーがどのように受け止めるかに注目したい。

写真は2016年にブラジルで販売を開始したキックス。2020年モデルとはかなり印象が違う。基本設計は新しくないが、e-POWERの搭載で生まれ変わる!!

【画像ギャラリー】海外で生産して日本で販売されている現行日本車

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