大きく変わる新車販売 新車発表と発売のズレによる弊害と事情


3代目プリウスの前倒し成功で他メーカーも追従

 ちなみに予約受注の前倒しで最初に話題を呼んだのは、3代目(先代)プリウスだった。発売は2009年5月18日だが、予約受注は4月1日に開始した。

 しかも3代目プリウスは、ハイブリッドシステムを進化させながら、先代インサイトに対抗して価格を割安に抑え、販売店はトヨタカローラ店とネッツトヨタ店を加えて全店扱いに移行した。

3代目プリウスは1カ月で18万台を受注。事前予約を早めたのが奏功したことで、他のメーカーの戦略にも大きな影響を与えた

 これらの相乗効果で3代目プリウスは受注を伸ばし、トヨタは「発売から1か月後の受注台数が約18万台/月販目標は1万台」と大々的に宣伝した。その結果、プリウスは最長で10か月の納車待ちに陥っている。

 納車を伴う「登録台数が約18万台」なら立派だが、ユーザーを1年近くも待たせたのだから、受注台数だけが増えても褒められない。

 それなのに他メーカーの反応は、「人気の高さを誇れるからウチもやろう」というもので、今の状況に発展した。

 トヨタは自動車産業のリーダー的な存在だから、いいことも、悪いことも、真似されてしまう。

デザインは写真を見ればわかるが、質感や触感などは実車でないと判断できない。しかし事前予約によって実車を見て判断してからでは遅いのはつらいところ

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