まだまだ軽自動車の“白ナンバー”が選択可能に! オリンピックナンバーの申請期間が1年延長決定

まだまだ軽自動車の“白ナンバー”が選択可能に! オリンピックナンバーの申請期間が1年延長決定

 2017年秋から導入された東京オリンピック&パラリンピックを記念した特別仕様ナンバープレートの受付はそろそろ終了する時期だったのが、東京オリンピック&パラリンピックの延期に伴い、受付は2021年9月30日までと1年延長されている。

 東京オリンピック&パラリンピック記念の特別仕様ナンバープレートは通常黄色い軽乗用車のナンバープレートも登録車と同じ白にできるのもあり、路上で目にすることもそれなりにある。

 そんな背景もあり、当記事ではまだまだ間に合う東京オリンピック&パラリンピック記念の特別仕様ナンバープレートを今一度紹介する。

文/永田恵一
写真/国土交通省

【画像ギャラリー】地域ごと特色を出した図柄入りナンバープレート 現在手に入る全デザインを紹介!


■東京オリンピック&パラリンピック記念の特別仕様ナンバープレートってどんなもの?

 種類としては2つに分かれ、

[1] 白地に東京オリンピック&パラリンピックのワンポイントエンブレム付
 東京オリンピックとパラリンピックのエンブレム付が前後用にそれぞれ1枚交付され、どちらを前後にするかはオーナーに任せられる。

 価格は地域によって異なるが、登録車と軽乗用車の中型サイズ2枚で7500円から9000円といったところだ。

[2] 図柄入り
[1]に1000円以上の寄付金を加えると「様々な人々の個性(色)を尊重した未来の社会への希望を集約する光の表現としてイメージし、その様を多彩色のグラフィック表現でナンバープレートにデザインした」という、図版入りも選べる。

 なお寄付金はオリンピック開催中必要な交通サービス(バス、タクシーのバリアフリー化など)の向上に使われる。

 記念特別仕様ナンバープレートの色は軽乗用車と登録車は白地、通常緑の地色となる事業用登録車(営業用のバス、タクシー、トラックなど)は白地に緑の枠が付くものとなる。

 取得はWebからの申し込みがあり、オーナー自身での取得も含め新車、中古車を買う際以外でも受付期間中であれば取得可能だ。

■東京オリンピック&パラリンピック記念ナンバープレートの申込件数

 国土交通省の担当部署に問い合わせたところ、各図柄の申込数が以下のような数字であることがわかった。

・申込総数(寄付の有り無し問わず) 196万2086件
・ワンポイントエンブレム付     172万1568件
・図柄入り              24万1568件

 3年間でこれだけ申し込まれていればなかなかの人気と言える。またワンポイントエンブレム付が90%近くを占めるのも図柄入りのデザインが微妙な面もあるのを考えると、よく分かる。

■記念特別仕様ナンバープレートは超ハイクオリティだった!

 この点を気にする人や知っている人はほとんどいないと思うが、知人の凄腕ボディコーティング屋さんによると、まず基準となる通常の白いナンバープレートの膜厚(塗装の厚み)は19.4ミクロンと、サランラップ一枚分だそうだ。

 それに対して、ワンポイントエンブレム付の東京オリンピック&パラリンピック記念特別仕様ナンバープレートの膜厚は216ミクロンと非常に厚く、これはほとんどのクルマの塗装(プリウスのパールホワイトが100ミクロン、クラウンが150から160ミクロン)以上だ。

 それだけにワンポイントエンブレム付の東京オリンピック&パラリンピック記念特別仕様ナンバープレートをよく見ると、塗装が濃厚かつ文字も立体的に見える。

 この点に加え記念という価値、軽乗用車なら白ナンバーとなることも総合するとワンポイントエンブレム付の東京オリンピック&パラリンピック記念特別仕様ナンバープレートは非常にお買い得だ。超ハイクオリティなのを加味している人がどのくらいいるのかはともかく、人気も納得だ。

次ページは : ■そのほかの特別仕様ナンバープレート

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