クルマ界に潜む色の意味(4)


 いつも目にするクルマにまつわる「色」。

 特に定義がない色もあれば、その色が規定となるケースも。クルマの“意味する色”について探ってみた。


パトカーの色は白黒ツートンだが、この色に意味ってあるのか?

 よくよく考えるとなぜパトカーの色は白と黒なのか?

 警察庁広報によると「パトカーが日本に初めて登場した頃は、日本で作られていた乗用車のほとんどが白だったので、パトカーも同じ白一色だと、パトカーと一般車の見分けがつきませんでした。

 そこで、見分けがつくように、白いボディの下半分に反対色の黒を塗りました。これが、白黒にしたはじまりで、昭和30年に全国的に統一されました」という。もっとほかの色でもよさそうだが、これ以上のことは当時に決まったことなのでわからないとのこと。

 なお、白の下半分を黒に塗った配色は一般車との見分けをつけやすくするためとのことだが、不思議なことにパトカーそっくりの色を塗っても、都道府県や地域の条例で規制がなければ法律的には問題なし。

 ただし、赤色灯やサイレンを付けたら違法。警察名を入れるのも紛らわしいのでダメとなっている。

 海外だとイタリアの防犯用青パトとか、イギリスの黄色と青を配したカラーなどいろいろな色があるが、日本のパトカーももっとカラフルでもいいかも?

黒いタイヤ以外の色は見かけないが、黒色でないといけない理由がある?

 タイヤはナゼ黒いのか? ブリヂストンによると「黒色でなければならないような決まりは特にありません」とのこと。

 その理由は、素材にカーボンを使っているためだそうだ。

 「タイヤにはゴムの補強用に『カーボンブラック』という炭素を含んだ素材を混ぜています。このカーボンブラックはタイヤの耐摩耗性をアップさせる働きがあり、カーボンブラックとシリカで主に構成される補強材の割合はタイヤ素材全体の重量比約25%を占めています」。

 タイヤが黒い一番の要因はこのカーボンブラックなのだ。

 では、色が黒くないタイヤというのはないのか? これも聞いたところ、「食品、薬品、化学、精密機械工場など清潔感を重視するお客様のフォークリフト用タイヤとして白色と緑色のタイヤを販売しています。黒いタイヤに比べて、走行時の床汚れが目立たないメリットがあるのです」とのこと。

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