【C-HR、ハリアー、ハスラー…】売れ筋国産SUV&クロスオーバー 〇と× 2019年版

【C-HR、ハリアー、ハスラー…】売れ筋国産SUV&クロスオーバー 〇と× 2019年版

 世界的に人気が高まっているSUV&クロスオーバー。海外メーカーはもちろんのこと、国内各メーカーも力を入れてニューモデルが続々と投入されている。

 ここ最近を見ても、トヨタが3年ぶりにRAV4を国内に向けて復活させ、ホンダも2018年8月、一度国内での販売を終了させていたCR-Vをモデルチェンジするとともに改めて国内に向けて投入。

 レクサスからはコンパクトサイズのUXが登場したし、三菱は昨年3月にエクリプスクロスを投入。マツダはCX-5に続いてCX-8を投入した。

 軽自動車でも本格派クロスカントリーSUVとしてジムニーが20年ぶりのフルモデルチェンジで新型に切り替わった。

 いっぽうでハスラーキャストアクティバスペーシアギアeK Xのような、基本的には乗用車なんだけど、「雰囲気SUV」とでも言ったらいいのか、クロスオーバーテイストのモデルも登場し、人気を博している。

 まさにSUV&クロスオーバー人気の現われだ。

 今回ここでは、2019年3月の新車販売台数に即して国産SUV&クロスオーバーカーの売れ筋10台をピックアップ。この10モデルの「ココがいい!」と「ココがう〜ん!!」なポイントを徹底評価していきたい

※本稿は2019年5月のものです
文・採点:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号


■第1位 スズキ スペーシア ギア

●2019年3月の新車販売台数:18848台(スペーシア全体)
●価格帯:161万4600~181万3320円

●ココが「いい!」

 スライドドアを備えた背の高い軽自動車のスペーシアをベースに、外観をSUV風に仕上げた。車内は広く、後席を畳むと自転車も積みやすい。荷室とシートの背面に汚れを落としやすい加工を施して、屋外での使い勝手を高めた。居住性は前後席ともに快適だ。

●ココが「う〜ん!!」

 フロントマスクなどはSUV風だが、最低地上高は150mmで標準ボディと等しく、足回りの設定も変更されていない。ノーマルエンジンは実用回転域の駆動力が不足気味だ。

●評価項目

・オンロードでの乗り心地…4.5
・街中での取り回し…9.7
・動力性能…2.5
・4WDの性能…3
・インテリアの質感…4.3
・コストパフォーマンス…8

●「HYBRID XZターボ 4WD」主要諸元

全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm
ホイールベース:2460mm
最低地上高:150mm
車両重量:940kg
エンジン:直3DOHCターボ、658cc
最高出力/最大トルク:64ps/10.0kgm
モーター出力/トルク:3.1ps/5.1kgm
JC08モード燃費:24.0km/L

■オススメグレード:ハイブリッドXZ

■第2位 トヨタ C-HR(1.8L HV)

●2019年3月の新車販売台数:8952台
●価格帯:261万4000~292万9200円

●ココが「いい!」

 ハイブリッドはJC08モード燃費が30.2km/Lと優れ、数値上は燃料代を1.2Lターボの約半額に節約できる。1.2Lターボと比べた時の価格も割安だ。加速は滑らかでノイズも小さい。インパネの周辺は質感が高く、インパネの中央部分をドライバーのほうに傾けたから操作性もよい。メーターパネルも見やすい。 

●ココが「う〜ん!!」

 SUVなのにハイブリッドでは4WDを選べない。せっかく走行安定性が高いのに動力性能は不足気味で、スポーティ感覚も乏しい。

●評価項目

・オンロードでの乗り心地…8
・街中での取り回し…3.5
・動力性能…6
・4WDの性能…5
・インテリアの質感…5.5
・コストパフォーマンス…6.5

●主要諸元

・全長×全幅×全高:4360×1795×1550mm
・ホイールベース:2640mm
・最低地上高:140mm
・車両重量:1440kg
・エンジン:直4DOHC、1797cc
・最高出力/最大トルク:98ps/14.5kgm
・モーター出力/トルク:72ps/16.6kgm
・JC08モード燃費:30.2km/L

■オススメグレード…S・LEDパッケージ

次ページは : ■第3位 ホンダ ヴェゼル

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