【マーチ、アコード、プレミオ…】地味でも「いい国産車」5選


■ホンダ アコード 2017年7月月販台数257台

アコード

 現行アコードはLサイズセダンではかなり地味だ。売れ行きも伸び悩むが、中身は革新的といえるだろう。

 最も注目されるのはハイブリッド専用車であることだ。しかもアコードのシステムでは、2Lエンジンが基本的に発電機の作動に専念して、そこから生み出された電気を使ってモーターを駆動する。

 ノートe-POWERのようなシリーズタイプのハイブリッドで、エンジンがホイールを直接駆動するのは、その方が効率の優れた巡航時に限られる。

 モーターはエンジンに比べて瞬発力が強く、アコードに搭載されるタイプは相応に強力だから、動力性能は自然吸気のガソリンエンジンでいえば3L並みだ。力強く滑らかに加速する。

 エンジンが効率の良い回転域で回るため、速度とエンジン回転の増減が時々噛み合わなくなるが、ノイズ自体は小さいから違和感が生じにくい。乗り心地を含めて快適だ。

 しかも17インチタイヤを装着したLXのJC08モード燃費は31.6km/Lに達する。ハイブリッド車の中でも特に優れた数値になった。

 ライバル車の新型カムリXは33.4km/Lだが、シートの電動機能などが備わらず、アルミホイールのサイズは16インチになる。

 17インチを履いた売れ筋のGは28.4km/lだから、アコードの燃費数値は新型カムリよりも少し優れている。Lサイズのセダンとあって、乗り心地や後席の居住性も快適だ。

 ホンダはシビックを復活させる前に、アコードをもう少し本気で売るべきだった。今のままでは、アコード/レジェンド/シビックは、ホンダの伝統を受け継ぐ大切なクルマなのに、地味で売れないトリオになってしまう。

☆     ☆    ☆

 本企画は車種セレクトから渡辺陽一郎氏にお願いしたが、「そこそこ売れている」と言いつつも、調べてみたら「え、この車がいまはこんなに売れてないの!?」と驚くような車種と販売台数の組み合わせもあった。

 注目されないと売れなくなるし、売れないとさらに注目されなくなる。それはヒット車があればそうでない車があるように、自動車販売市場の光と影のようなものではあるのでしょうが、少し寂しい話でもあります。

 せめてこういう車を当サイトは、積極的に話題にしていきたいと思います!

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