ハリアー、ノートなど日本車たちは国内市場を大事にしているのか?


日本を大事にするクルマ10/カローラセダン&ツーリング

1万1190台で2位のシエンタ(9302台)を抑えて2019年10月の新車販売台数1位となったカローラ

 いうまでもなく、トヨタの「世界戦略車」であるカローラは、先に発表された日本仕様の新型は全幅を拡大(1695→1745mm)して3ナンバーサイズとなった。

 しかし、5ナンバーサイズじゃなくなったからといって、日本を大事していないかというと早合点だろう。

 先代モデルではヴィッツなどと同じBプラットフォームを採用したカローラだったが、今回はグローバルモデルと共通のGA-Cプラットフォームを採用することで、ワンランク上のシャシー性能を追求した。

グローバルモデルに日本専用部品を設定したのは珍しいケース
日本専用設計部品の数々

 カローラの海外仕様と日本仕様を比較すると、いかに日本を大事にしているか、数字を見れば明らかだ。

 日本仕様のカローラセダンの全長は4495mmで海外仕様から-135mm、全幅は-35mmの1745mm、全高は変わらない。

 日本仕様のカローラツーリングも同様だ。全長は海外仕様から-155mmの4495mm、全幅は-45mmで全高は同じ。

 ホイールベースはセダン、ツーリングともに海外仕様に比べ-60mmだ。

 全幅1790mmのスポーツに対し、セダン/ツーリングは1745mmと45mm幅狭ボディとなっている。

  これはもちろん国内での使い勝手を考慮したためだ。外板で輸出仕様と共通なのはエンジンフードとワゴンのテールゲートだけで、前後フェンダーやドアパネルなどはすべて国内向けの専用設計となっている。

 さらにドアミラーの取り付け位置まで変更。ドアトリムもトリム後方を従来モデルより16mmほど薄くして、少しドアを開けた状態でも従来のドアより広い隙間が生まれるようにするなど細かい改良を行っている 。

 日本発祥のカローラに最大限トヨタが示した良心といえそうだ。

全幅1700mmを超える3ナンバーになったが日本専用に1745mmとしたのはトヨタの良心

日本を大事にしないクルマ1/RAV4

日本を大事にしていないRAV4が2019年4月の登場以来、2019年5月から10月においてSUV販売台数1位を獲得した

 続いて、日本を大事にしないクルマを挙げていこう。

 まずはRAV4。2019年4月に発売されたトヨタのRAV4は、5月に6817台、6月7822台、7月8646台、8月6277台、9月6601台、10月3919台と、それまでの王者C-HRを引き離してSUV1位を獲得した。

 日本では2016年に一旦生産終了となりながらも、北米でヒットを飛ばしたRAV4が、日本再上陸で予想以上の大ヒットで、ついにSUV販売1位に躍り出たのだ。

 まさに主戦場であるアメリカから戻ってきて返り咲いた稀有な例といえる。日本を大事にしないクルマがこれほど売れるとは……。

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