クラウン、ジューク…自動車史を美しく彩る限定色車 5選


■最もレアなS2000?「アペックスブルー・パール」
by ホンダ S2000

 イメージカラーのシルバーストーンメタリックのイメージが強いS2000だが、専用カラーの限定車「ジオーレ」や130通りの内外装の悔い見合わせから選択できる「カスタムカラープラン」なども色にこだわった仕様も用意されていた。そのなかでも印象に残るのが、最終仕様となる2007年10月の改良で登場した「アペックスブルー・パール」だ。

S2000 Type Sの専用色だった「アペックスブルー・パール」。鮮やかな青が美しい

 この改良で、追加された新グレード「タイプS」の専用色なのだが、ユニークなのは、ベースグレードにも専用の新色「バミューダブルー・パール」が誕生したこと。つまり、それぞれ色彩の異なるブルーパールがそれぞれ専用に与えられたのである。海のように鮮やかなバミューダブルーに対して、アペックスブルーは、美しいライトブルーという対比も面白い。

 ただ、よりレーシーな仕上げとなるタイプS自体が希少なこともあり、アペックスブルーは、かなり貴重。中古車検索でも見つけることが出来ず……。まさに幻のS2000といえそうだ。

 S660で復活なんてのも、アリではないだろうか。ただ新型シビックタイプRには、「レーシングブルーパール」が登場する。その色味に期待したい。

ユーノスとコラボ!「クラシックレッド」
by マツダ ロードスター

 2019年、生誕30周年を迎えたマツダ・ロードスター。その30周年記念車に採用された「レーシングオレンジ」も注目を集めたが、原点回帰を図った現行型ロードスターには忘れてはならない限定色がある。それが「クラシックレッド」だ。

奥の初代ロードスターが採用していた「クラシックレッド」を採用した現行型ロードスター(ND型)。メタリック系で見る角度によって表情が変わる「ソウルレッド」とは違った印象となっていたが、また違ったよさがあった

 2017年1月13日から2月28日までの約1月半の受注期間限定色なのだが、何を隠そう初代となる「ユーノス・ロードスター」を象徴する「クラシックレッド」を、最新の水性塗料で再現したものなのだ。価格も、3万円程度と選びやすいものであったが、意外にも受注台数は少ないレアカラーだという。

 誤解してはならないのは、マッチングはかなりよかったこと。筆者自身、実車を見て、ロードスターに乗るなら選びたいと思ったほどである。これもソウルレッド人気の意外な影響なのかもしれない。

次ページは : ■240ZGを現代に蘇らせた!?「プレミアムミスティックマルーン」by 日産 フェアレディZ