乗り物系究極の専門誌 『バスマガジン』の世界へようこそ

■バスの専門誌にはどんな情報が載ってるの?

 バスの(利用者への)“送り手”となる業種は基本的にふたつあります。ひとつがバスを造っているメーカーであり、もうひとつがバスを運行させる事業者です。

 バス利用者は事業者が運行するバスに乗って移動する、というのが普通の図式となります。『バスマガジン』は、主に“送り手”2業者からの情報を発信し、その周辺で利用者の情報、街や地域、自治体の情報、道路の情報、バスを取り巻く団体の情報などにより誌面を展開しています。

 メーカーからの情報とは、いわゆる“ハードウエア”。これは『ベストカー』などクルマ雑誌の誌面に似ています。最近の『バスマガジン』では、トヨタの燃料電池バスのロードインプレッションやいすゞの大型路線バス、エルガのテストコース試乗記、三菱ふそうの高速・観光バスのニューモデル、エアロエース&エアロクィーンの新車紹介といった記事を美しい写真とともに紹介しています。

 一方、事業者からの情報は最新の車両というよりも、事業者が日常的に行っているバスの運行についての情報を紹介するものです。バスの走行ルートをはじめ、バスのボディカラー、シート配列、仕様、料金授受形態、方向幕といった運行装備品などを詳細に取材して記事にしています。

 そのほか、バス路線のルート乗り潰しや廃車紹介など、公共交通機関としてのバスにおいては趣味性に関わらず、日常生活に密着したさまざまな情報や現象があり、そこに興味を抱く読者に向けての企画を練って紹介しています。

 こう書くとお堅い記事ばかりに感じられますが(というか興味のない人にはお経か呪文のように見えるでしょうが)、『バスマガジン』は硬軟織り交ぜた誌面展開が持ち味です。例えば、はとバスの入社式を取材して新人バスガイドを紹介したり、編集部員が豪華夜行バスに試乗する体当たりレポートなど、ライトなファンにも楽しく読める記事も掲載しています。

「バスには興味があるんだけど専門誌を買うってところまではちょっと……」というシャイなあなた! いい機会なのでぜひ目の前の禁断の扉を開けてみよう!(禁断なのかよ)

東京都交通局(都バス)が導入した燃料電池(FC)バスも公道試乗。信頼性のあるジャーナリストによるインプレッションは当然だが、編集スタッフも試乗してパワー感や操縦性、乗り心地など多角度から情報を発信している

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