現代の子供たちに「クルマの絵をかいて」といったら、いったいどんなかたちのクルマを描くのだろうか。
今から30年以上前、筆者が子供のころは「クルマといえばセダン」という時代であり、カローラやサニー、アコード、スカイライン、マークII、クラウンなど、セダンタイプのクルマが数多く存在した。
しかし、それから30年経った現在、セダンは絶滅の危機に瀕している。いま日本でそこそこ売れているセダンは、トヨタクラウンやカローラ、カムリなど、数えるほどしかない。
プリメーラ、スカイラインと、セダンを乗り継いだ筆者としては悲しいことなのだが、このままでは、日本の自動車メーカーのラインナップから、セダンが消滅してしまうのではないか、と危惧している。
そこで、自動車メーカーで開発エンジニアをしていた経験をもとに、「セダンを復権させる方法」を真剣に考えてみた。
文:吉川賢一/写真:TOYOTA、NISSAN、ベストカー編集部
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