どうせクルマを買うなら、よりモテるクルマがいい。「男性にも女性にもモテるクルマは?」というテーマにしようかとも考えたが、男性にモテるクルマなんて普段と同じ。何を今さら恥ずかしがってるんだ、そういうところがモテない原因だゾ。
というわけで、女性にモテるクルマを教えてくださいと2人の女性自動車評論家に頼みこんだ。しょうがないわねぇ……と引き受けてくれたのは、飯田裕子氏と吉田由美氏。人気車種でライバル関係にある7組14台のクルマたち、果たして「モテグルマ」の称号はどちらに?
当然ながら、今回ご協力いただいたお二人の意見がそのまま「女性の意見」ではないし、晴れてモテグルマに認定されたクルマを実際に購入したからとて、納車したその日からモテる訳でも決してない。
だがその言葉の端々には、きっと「モテ」に通ずるヒントが隠されているはず。目を皿のようにしてご覧いただきたい!!!!
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※本稿は2020年9月のものです
文/飯田裕子、吉田由美、ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部ほか
初出:『ベストカー』 2020年10月26日号
【BATTLE1】ミドルSUV トヨタ同門対決/トヨタ ハリアー VS トヨタ RAV4
●吉田由美Choice……ハリアーの勝ち!
いきなりこれは難しい2台に。ハリアーは主査も話していましたが、「彼氏がハリアーに乗っていたら、間違いない」と、彼女の親ウケがいいらしい。派手過ぎず、社会的にも人にも安心感を与えるのだとか。
一方のRAV4は、今のトレンドを押さえたワイルドなスクエアボディで世界的に大人気のSUV。この2台は兄弟車ですが、乗り味も世界観も違います。モテポイントは大人の余裕……ですね。
●飯田裕子Choice……ハリアーの勝ち
日常の走行性能はどちらも高めのイーブン。無難にモテたいならハリアーかしら。内外装の上質さを感覚的にも得やすいこちらは万人の女性が好むと想像できます。Tシャツでもスーツでも“映える”オールマイティな演出車でもあります。
RAV4はドロ臭い個性がとても頼もしくて魅力的。“違いのわかるオンナ”にはこちらのほうがわかりやすく、RAV4とともにさまざまな体験をさせてくれる男性なら◎。
■満場一致でハリアーが「モテグルマ」認定!!!
【BATTLE2】コンパクトカーライバル対決/ホンダ フィット VS トヨタ ヤリス
●吉田由美Choice……ヤリスの勝ち!
ほぼ同時期に新型モデルが発売された因縁のライバル。しかしタイプは真逆です。
ヤリスは外観も走りもスポーティなのに燃費もいい。一方のフィットは外観はファミリー向けといった感じで車内も明るくクリーン。後席や荷室も広く、5グレードが設定されています。
女性好みなのはフィットですが、外観が悩みどころ。でもファーストインプレッションでは、見た目だとヤリスかな。
●飯田裕子Choice……ヤリスの勝ち!
ポイントはいかにわかりやすくしかしさり気なくスマートドライバーであるかをアピールできるか、です。
デザインには精悍さとサイズを超える存在感もあるヤリス。キビキビと走るけれど過度なスポーツ臭を感じさせないので、“彼”にとっては頼もしい“ドライビング黒子”になるはず。
一方のフィットも基本性能も高い、頼もしい癒やし系。夜の顔(ライト使い含む)も主張あり、総合評価では負けてません。
■満場一致でヤリスが「モテグルマ」認定!!!
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