燃費のベストワーストSUVはどれだ?? いい燃費&極悪燃費SUV選手権!!

燃費のベストワーストSUVはどれだ?? いい燃費&極悪燃費SUV選手権!!

 「クルマが売れない」といわれるなかで、堅調に人気を高めたのがSUVだ。2010年頃までは、新車として売られる小型/普通乗用車の約8%だったが、今では20%近くをSUVが占める。

 SUVが人気を得た理由は、カッコよさと実用性の両立だ。もともとSUVは、ジープのように悪路の走破を目的に開発された。そのために大径タイヤの装着など、外観に強い存在感が伴う。

 またSUVはボディの上側がワゴン風の形状で、全高の数値は大半の車種が1600mmを超える。室内高にも1200~1300mmの余裕があるため、4名で快適に乗車できて、荷物を積みやすい車種が多い。

 LサイズのSUVには、ランドクルーザーのように、荷室に3列目のシートを備えた車種もある。長距離の移動でなければ、ミニバンのような多人数乗車も可能だ。これらの実用性が、カッコいい外観と併せてユーザーから高く支持された。

 その代わりSUVは、全般的にボディが重い。コンパクトなヤリスクロスでも、ハイブリッドの車両重量は2WDが1160~1190kgだ。5ドアハッチバックのヤリスに比べて、少なくとも100kgは上まわる。レクサスLXの3列シート仕様では、車両重量が2730kgに達する。国産乗用車では最大級の重さだ。

 しかもSUVは、前述の通り、全高が大半の車種で1600mmを超えるため、走行中の空気抵抗も増える。重いボディと相まって、ミニバンと同様に燃費が悪化しやすい。

 燃費性能はSUVのユーザーにとって切実な問題だから、大半の国産SUVには、ハイブリッドやクリーンディーゼルターボが用意されている。

 そこで、国産車のSUVラインナップのなかで、燃費ベスト5車、燃費ワースト5車をピックアップし、それぞれのクルマの特徴や魅力について、モータージャーナリストの渡辺陽一郎氏が解説する。

文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、ベストカーweb編集部、トヨタ、マツダ

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