ベンツEクラス  高性能追従運転機能をワゴンにも搭載

 Eクラスについにワゴンが登場。実用性も高く、根強いファンを持つメルセデスのステーションワゴン。そのなかでもEクラスは「半自動運転」ともいえる、インテリジェントドライブをセダンに標準搭載して話題になったモデルだ。

 そこに1820Lもの最大容量を持つラゲッジスペースがつくとなれば、ファミリーユースにもぴったりなモデルだ。安全性を高めたメルセデスEクラスの新しい選択肢をみていこう。

 文:WEBベストカー編集部/写真:ダイムラー


ステーションワゴンの素性に迫る

Lademeister: Das 1977 vorgestellte T-Modell der Mercedes-Benz Baureihe 123 (1975 bis 1985) schluckte 523 L1iter Zuladung bis zur Fensterkante, bei umgeklappter hinterer Sitzbank sogar 879 Liter. ; Loadmaster: The estate from the Mercedes-Benz 123 series (1975 to 1985) introduced in 1977 accommodated 523 litres of cargo up to the window sill, and 879 litres with the rear seat bench folded down.;
W123は1975年〜1985年まで販売されたステーションワゴンだ

 1978年登場のW123のTモデルが始祖となり約40年の歴史を誇るのがEクラスステーションワゴンだ。愛される理由は安全性能をはじめさまざまあるが、まず最初に実用性の部分にクローズアップしよう。

 注目したいのがその荷室空間だ。当然大きな荷物を頻繁に運搬するのならばミニバンなどが有利に思えるが、荷室容量の数値だけを見てみるとそうとも言い切れない。

 Eクラス ステーションワゴンの荷室容量は1820L。この数字だけではピンとこないが、実は国内最大級のミニバンであるトヨタ アルファード(6:4分割シートグレード)の荷室容量は1891L。

 1 S213 2016 New Model [807] (MB-ECE) MS/PCI

 Lクラスミニバンとほとんど変わらない積載容量を持っているから、ベースとなっているセダン的な使い方に加えて、ビジネスやレジャーなどさまざまな用途にも対応する。

 そんな高い実用性も世界で累計5000万台を販売したEクラスステーションワゴンの魅力だろう。

 ちなみに「初代」であるW123 Tモデルの荷室容量は879Lだったから、40年近い年月で1000L近く荷室容量が増加したといえる。ボディの大型化のみならず、シートのフラット化など多くの技術の賜物ともいえる進化だ。

Mercedes-Benz E-Klasse T-Modell, 2016, Maßzeichnung ; Mercedes-Benz E-Class Estate, 2016, Dimension drawing;
シートアレンジによってさまざまな使い方ができるラゲッジルーム。セダンの使い勝手にワゴンの積載性が追加され欧米でも人気のモデルだ  

安全性能は最上級クラス

 メルセデス、特に今回紹介するEクラスは安全性能でいえば最上級クラスのSクラスを凌ぐ実力の持ち主だ。

 Eクラスに搭載される「インテリジェントドライブ」と総称される数々のシステムは安全性の向上、そしてドライバーへの負担低減という新たな使命も帯びている。

 そのなかでも「ディスタンスパイロット・ディストロニック & ステアリングパイロット」と呼ばれる追従走行型のクルーズ・コントロールに、ステアリングアシストがついた機能はまさに半自動運転と呼べるもの。

 ステレオカメラ、マルチレーダー、長距離レーダー、超音波センサーなど多くのテクノロジーを駆使して、ドライバーの負担を軽減し、そして万が一の緊急事態にも対応する。

 またハイテクばかりではなくボディの作り込みに関しても、これまでメルセデスが培ってきたノウハウが投入されており、強固なボディシェルを構成している。

 今回のEクラスステーションワゴンでもリアセクションはセダンの流用ではなく新たに作り直し、荷室と乗車スペースが繋がっているステーションワゴン特有の振動などを抑えている。

Mercedes-Benz E-Klasse, Sensoren (englische Version) ; Mercedes-Benz E-Class, Sensors;

ラインナップは?

 グレードはE200、E250、E400、AMG E43、E220dの構成。パワーユニットは直4ターボの2Lガソリンエンジン、V6ツインターボの3.5Lと3Lのガソリンエンジン

 そして2Lの直4ディーゼルターボだ。2Lガソリンエンジンは184ps(E200)、211ps(E250)とグレードによってスペックが分けられている。

【ガソリン車】

  • E200 2L直4ターボ:712万円〜735万円
  • E250 2L直4ターボ:803万円〜843万円
  • E400 3.5L V6:1050万円
  • AMG E43 3L V6:1186万円

【ディーゼル車】

  • E220d 2L直4ディーゼル:787万円〜832万円

 E220dに搭載されるディーゼルエンジンは従来の排ガス浄化系統を見直し、排ガスの温度低下による燃費の悪化を防いでいる。

 エンジン本体に粒子状物質除去フィルターとSCR触媒コンバーターを統合した、選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルターを搭載。コンパクトに、そしてより効率よく排ガス処理を行う。

 1 S213 2016 New Model [807] (MB-ECE) MS/PCI
E200
 1 S213 2016 New Model [807] (MB-ECE) MS/PCI
E250
 1 S213 2016 New Model [807] (MB-ECE) MS/PCI
AMG E43

E200 アヴァンギャルド主要諸元

  • 全長×全幅×全高:4930×1850×1455mm
  • ホイールベース:2940mm
  • 車両重量:1670kg
  • 駆動方式:FR
  • ステアリング位置:右
  • 乗車定員:5名
  • エンジン種類:直列4気筒直噴ターボ
  • 最高出力:184ps・6500rpm
  • 最大トルク30.6kgm・1200〜4000rpm
  • トランスミッション:9速AT
  • 燃費:14.7km/L[JC08モード燃費]
  • タイヤサイズ:225/55R17(前後)
  • 車両本体価格:712万円

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