純ガソリンエンジン車No.1決定戦(各カテゴリー編)

「3&4気筒NAエンジン」編のベストは?

日本のみならず世界の主力となっているのが3〜4気筒のNA。エンジンの「基本のキ」というような存在だ。

日本車の場合も機種数が最も多いのはこのカテゴリーで、乗用車メーカー8社すべてが自社開発のエンジンを用意している。排気量は1ℓから2・7ℓまであり、この企画では対象外としているが、軽自動車のエンジンも豊富。

「艶っぽさ」を感じるエンジンはこれ

TEXT/鈴木直也

効率のいい最新エンジンといえば、トヨタの2NR-FKE型あたりがその代表格だけど、この種のエンジン、乗ってみるとドライブフィールが味気ない。対して、吹き上がり感やトルクの出方に「艶っぽさ」を感じるのが、スズキのM16A型とスバルのFB20型。スバルはいうまでもなく水平対向だが、スズキもウェットライナーという古典的な形式。ちょっと変わったエンジンのほうがイイ味出してますね。

【鈴木直也が選ぶ3&4気筒NAエンジンTOP3】

1位 スズキ M16A型(直4,1.6L SX-4 Sクロスほか)

2位 スバル FB20型(水平対向4,2L インプレッサほか)

3位 トヨタ 2NR-FKE型(直4,1.5L ポルテ/スペイドほか)

少しだけ光るのはホンダの4気筒

TEXT/国沢光宏

食べ物で言えばゴハンやパンのような主食という位置づけのエンジンだけれど、これまたコスト&燃費重視のため趣味性という点でつまらなくなっている。

そんななか少しだけ光るのがホンダの4気筒。回せばいい音になるし、パワーも出ている。今や1.3Lで100㎰のスペックなら上等なのだった。とはいえ全体的に低い採点を見ていただければわかるとおり、乗ってワクワクするエンジンがありません。

【国沢光宏が選ぶ3&4気筒NAエンジンTOP3】

1位 ホンダ L15B型(直4,1.5L フィット、ヴェゼルほか)

2位 ホンダ L13B型(直4,1.3L フィット1.3)

3位 スバル FB20型(新規型)(水平対向4,2L インプレッサほか)

このクラスで重視するのは扱いやすさ

TEXT/渡辺陽一郎

1位はインプレッサの2L。性能は地味だが、扱いやすく燃費もいい。従来型は2000〜3500回転付近のトルクが足りなかったが、新型は特性を変更して加速が滑らかになった。変速が控え目なCVTとの相性も向上している。2位はデミオの1.3L。実用回転域の駆動力が高くて扱いやすい。ATも6速の有段式だからダイレクトな運転感覚で走りを楽しめる。ヴィッツの1.3Lも扱いやすく低燃費だ。

【渡辺陽一郎が選ぶ3&4気筒NAエンジンTOP3】

1位 スバル FB20型(水平対向4,2L インプレッサほか)

2位 マツダ P3-VPS型(直4,1.3L デミオ1.3)

3位 トヨタ 1NR-FKE型(直4,1.3L ヴィッツ1.3)

この部門で選出したのはスバルのFB20型

鈴木直也氏はスズキの1・6L、国沢光宏氏はホンダの1・5L、渡辺陽一郎氏はニューインプレッサに搭載されている改良版FB20型。それぞれの選出理由は上記とのとおりだが、正直に言って皆さん、このカテゴリーのエンジンについて「醒めた見方」をしているのが行間から読み取れる。

実用エンジンというのは際立った特徴がないものだが、それだけに今、キラリと光るエンジンを作ることができれば、優位に立てると思うのだが……。

このカテゴリーでは3名ともランクインさせたスバルのFB20型を選出、としたい。


評判の高いスバルFB20型がトップに選出。型式は従来と同じだが、8割以上が新設計という2ℓエンジンで154㎰を発生

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