純ガソリンエンジン車No.1決定戦(各カテゴリー編)

「6気筒以上NAエンジン」編のベストは?

かつてマルチシリンダーNAエンジンは華やかだったが、近年その数は減少。トヨタとレクサスこそ2・5Lから5・7Lまで多くの種類があるものの、それ以外は日産にVQ型V6と三菱にパジェロ用のV6があるだけ(海外仕様のぞく)。しかもトヨタも含め、いずれも年月が経っているものばかりだ。

このカテゴリーに限ったことではないが、日本車はハイブリッドが主流となっており、純ガソリンエンジンの開発が停滞。それに加えてエンジンのダウンサイジング化が進んでいることで、マルチシリンダーNAは特に存在が危ぶまれるようになっている。

北米市場で大活躍のV8エンジン

TEXT/鈴木直也

燃費規制の影響で、いまや大排気量NAエンジンには逆風が吹きまくっているけど、そんなものどこ吹く風なのがレクサスLXの5.7L、V8。日本人の感覚ではトゥーマッチだが、主力の北米SUV市場では小さくて効率的なV8という評価。乗っても巨大なLX(ランクル)によく似合っている。

これに比べると、レクサスLSの4.6L、V8は今となっては特徴不足でちょっと古臭い。次期LSはV6にダウンサイズされるのが発表済みだが、やっぱり効率化とのバランスを考えると、日本市場ではエルグランドのVQ35あたりがちょうどいいみたいですね。

【鈴木直也が選ぶ6気筒以上NAエンジンTOP3】

1位 トヨタ 3UR-FE型(V8,5.7L レクサスLX570)

2位 トヨタ 1UR-FSE型(V8,4.6L レクサスLS460)

3位 日産 VQ35DE型(V6,3.5L エルグランド3.5)

見事に新しいユニットがないカテゴリー

TEXT/国沢光宏

新しいパワーユニット見事にない。もはやハイブリッド用を除くNAエンジンの新開発は凍結状態だという。ということで1位が基本設計一番新しいレクサスLS用のV8、1UR型。同じUR系でもレクサスLX570に搭載されている5.7ℓ版は振動出てしまって安っぽい。ランクル200用のV8も車両とのマッチングのためか印象よくないです。

2位と3位はどちらもトヨタのV6エンジンであるGR系。このエンジン、基本設計いいのか、気持ちよく回ってくれる。上質感で評価するなら2.5ℓなのだけれど、よりパワフルで乗って楽しい3.5ℓを上位にしておく。

【国沢光宏が選ぶ6気筒以上NAエンジンTOP3】

1位 トヨタ 1UR-FSE型(V8,4.6L レクサスLS460)

2位 トヨタ 2GR-FE型(V6,3.5L アルファード/ヴェルファイアほか)

3位 トヨタ 4GR-FSE型(V6,2.5L マークX、クラウンほか)

絶滅寸前で魅力に乏しいが……

TEXT/渡辺陽一郎

6気筒以上のNAは絶滅寸前。欧州車では小排気量ターボが主力で、国産エンジンも魅力が乏しい。アイドリングストップは全車が非装着だ。このなかで1位に輝くのはセンチュリーのV12。発売から20年を経過するが、静粛性と滑らかさはLS460のV8に勝る。左右の6気筒ごとに制御機能を独立させ、テロなどによって被弾した時でも片側の6気筒で走行を続けられる優秀なエンジンだ。2位はFJクルーザーのV6、4L。実用トルクが強力で、悪路の走破に適した個性的な特性を備える。3位はマークXやクラウンのV6、2.5L。特徴はないが扱いやすい。

【渡辺陽一郎が選ぶ6気筒以上NAエンジンTOP3】

1位 トヨタ 1GZ-FE型(V12,5L センチュリー)

2位 トヨタ 1GR-FE型(V6,4L FJクルーザー)

3位 トヨタ 4GR-FSE型(V6,2.5L マークX、クラウンほか)

ここではレクサスLS460のV8を選出

ここでも3名が選んだトップユニットは3者3様。鈴木直也氏はレクサスLXのV8,5.7L、国沢光宏氏はレクサスLSのV8,4.6L、渡辺陽一郎氏はセンチュリーのV12、5L。重厚感あふれるエンジンが揃った。

ここでは2名がランクインさせたレクサスLSのV8エンジンを選出したい。


レクサスLS460に搭載されるV8エンジンがランクイン。ハイブリッドの600hの陰に隠れがちだが、名車です

次ページ:ラストはターボ&スーパーチャージャー

最新号

ベストカー最新号

トヨタ&スバル共同開発!! ウルトラAWD車が登場? |ベストカー11月10日号

 ベストカーの最新刊が本日発売!  最新号では、トヨタとスバルの新業務資本提携で生まれるウルトラ4WDの重要情報をお届け。ベストカースクープ班が独占入手した情報を詳しく紹介する。   そのほか東京モーターショー2019に出展される日本&am…

カタログ