現行ベンツCクラス中古が180万から狙える? 間もなく新型登場でチャンス到来!?

 現行ベンツCクラスのデビューは2014年。6年が過ぎ、そろそろフルモデルチェンジの時期を迎え、次期モデルのデビューが噂される頃である。

 となると、現行ベンツCクラスの中古車の値がこなれてきて、お買い得感が増していくのではないだろうか? 

 そこで、現行ベンツCクラスの中古車はどのモデルが狙い目なのか? 年式、グレード、中古車相場を、中古車事情に詳しい伊達軍曹が徹底解説する。


文/伊達軍曹
写真/メルセデスベンツ ベストカー編集部

【画像ギャラリー】コスパに優れた中古のCクラスを写真でチェック!


次期ベンツCクラスはどうなる?

現行型のC180セダン。最も安いモデルで価格は489万円から

 現行ベンツCクラスの中古車事情を解説する前に、W206型次期ベンツCクラスについて、いまわかっている情報を先にお伝えしておこう。

 2014年にデビューしたW205型が現行モデルとして販売されているベンツCクラス。

 巷では「2020年中にはW206型次期ベンツCクラスが登場する?」と噂されており、実際、ドイツ本国ではカモフラージュのラッピングが施されたW206型ベンツCクラスのプロトタイプがおおっぴらに走行している。

 ダイムラーからの正式発表はまだ何もないため、あくまでプロトタイプのスクープ画像にもとづく話でしかないのだが、現時点で推測されている次期型ベンツCクラスのスペックはおおむね下記のとおりだ。


●プラットフォームはメルセデスの第2世代後輪駆動アーキテクチャ「MRA2」のアップデート版。現行W205のボディサイズを保ちつつ、居住空間の向上が図られる
●パワートレインは48Vマイルドハイブリッドの「EQブースト」をメインとし、1.5L、直4ガソリンターボ+マイルドハイブリッドと、2L、直4ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドを用意
●そのほか、100kmのEV走行を実現すると噂されているプラグインハイブリッドもラインナップ
●ダッシュボードに最新のMBUXインフォテイメントシステムを備えるほか、センターコンソールに配置されるセカンドスクリーンでHVAC(暖房・換気・空調)システムを制御する
●正式発表は2020年度中? そして日本への導入は2021年の後半か、2022年の早いタイミング?

 こういった次期ベンツCクラスのモロモロも気になるが、次期型が上陸ところで、筆者のようなド庶民が簡単に買えるプライスになるとは考えにくい。

 ちなみに、現行W205型Cクラスの新車価格はC180アバンギャルドでも530万円。次期型は、たぶんだがそれよりも少々高くなるだろう。

現行W205型の中古車が狙い目な理由

 であるならば、真に考えるべきは「現行W205型ベンツCクラスの中古車」についてだ。

 2014年7月に日本へ上陸したW205型ベンツCクラスは、それまでのCクラスとは一線を画すというか、「ほとんどEクラス!」と思えるほどのクオリティとビジュアルを伴って登場した、非常に好ましいプレミアムサルーン。

 その魅力と機能はいまだ陳腐化していないため、状態のいいW205型の中古車をほどほどのお値段、具体的には「200ウン十万円ぐらい」で入手できるのであれば、それで十分以上にウルトラハッピーになれるはずなのだ。

 ではそのW205型ベンツCクラスの中古車は今、いくらで入手できるのか?

 結論から申し上げると「車両価格180万円から!」ということになるのだが、もちろんW205型の中古車とひと口に言っても、その内容はさまざまであるため、順を追ってモロモロご説明しよう。

現行Cクラス前期型の中古車情報はこちらをクリック!

2018年6月までのCクラス前期型中古車が狙い目か?

スポーティなアバンギャルド。ボディサイズは、全長4690×全幅1810×全高1445mm、ホイールベース2840mmで、サイズ的にはEクラスに接近している
AMGパーツを装着したAMGライン

 まずは「前期型」から。2014年7月の初上陸ぶんから、2018年7月に行われたビッグマイナーチェンジまでの世代が、ざっくり前期型と呼ばれている。実際はその間にも細かな仕様変更はあったが、まぁそこはある程度無視しても問題はない。

 で、前期型W205型の主なグレードの概要と、その中古車事情はおおむね下記のとおりである。

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●C180
・概要:受注生産だった最廉価グレード
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:装備類はややショボい
・流通量:かなり少ない
・相場:170万〜200万円
・コメント:安いが、装備的にややショボいので非推奨


●C180アバンギャルド
・概要:ちょい安めな売れ筋グレード
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:サスは金属バネ
・流通量:多い
・相場:180万〜280万円
・コメント:1.6Lターボ+金属バネでも性能とフィーリングは十分以上。これのレーダーセーフティパッケージ付きで、なおかつ状態の良い個体が車両価格が200万円ちょいで見つかったら買い推奨


●C180アバンギャルド AMGライン
・概要:上記にスポーティな内外装部品が付加された売れ筋パッケージ
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:カッコいい
・流通量:多い
・相場:180万〜320万円
・コメント:新車時価格が36万円ぐらい高かっただけあり、中古車もC180アバンギャルドよりは少し高め。だが車両230万円前後でも低走行なレーダーセーフティパッケージ付きが見つかるはず。買い推奨


●C180 ローレウスエディション
・概要:2017年7月発売の特別仕様車。内外装に「AMGライン」を装着し、「パーキングパイロット」も標準装備
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:カッコいい。新車はお買い得だった
・流通量:多い
・相場:260万〜350万円
・コメント:新車時はかなりお買い得な「販促モデル」だったが、中古車相場はC180アバンギャルドより少々高め。前期型の中古車に200万円台後半以上の車両価格を投じる気があるなら、まぁ悪くない選択ではあるが……


●C200アバンギャルド
・概要:2Lターボの売れ筋グレード
・エンジン:2Lターボ
・特徴:サスは金属バネだが、パッケージオプションとしてエアサスも選択可能だった。装備やオプションの選択範囲はC180系より充実
・流通量:多い
・相場:180万〜320万円
・コメント:1.6LのC180系でも十分ではあるのだが、こちらはパワーも装備も「さらにちょっとずつ良い」といった感じ。状態の良い個体が車両230万円前後ぐらいで見つかったなら買い推奨

アバンギャルドのエクステリア。ボディサイドのキャラクターラインはEクラスは真横に延びているのに対し、Cクラスはリアドアにかけて下に向けて流れている


●C200アバンギャルド AMGライン
・概要:2Lターボの売れ筋グレード
・エンジン:2Lターボ
・特徴:エアサス(AIRMATICサスペンション)が標準装備。AMGラインのスポーティな内外装も魅力
・流通量:とても多い
・相場:190万〜440万円
・コメント:クルマの出来と装備はほぼ文句なし。状態の良い中古車のプライスは「250万円前後から」というのが目安。このプライスに納得感があるならば買い推奨


●C200 スポーツエディション
・概要:左ハンドルの特別仕様車
・エンジン:2Lターボ
・特徴:C200アバンギャルドにエアサスを含むAMGラインなどを装着し、右ハンドルではなく左ハンドルとしたもの。人工皮革シートの「ベース仕様」と、本革シートの「本革仕様」がある。
・流通量:少ない
・相場:260万〜350万円
・コメント:左ハンドルを好む人には面白い選択肢だが、いかんせん流通量が少なく、相場もちょい高め


●C200 4マチック アバンギャルド(およびアバンギャルド AMGライン)
・概要:4WD+9速ATのC200アバンギャルド
・エンジン:2Lターボ
・特徴:トランスミッションが7速ATから9速ATとなり、4MATIC(4WDシステム)を搭載して2017年2月に登場
・流通量:やや少ない
・相場:300万〜490万円
・コメント:クルマとしては魅力的だが、「先代の中古車」を買う値段としてはちょっと高すぎるか?


●C220dアバンギャルド
・概要:ディーゼルターボの標準グレード
・エンジン:2.1Lディーゼルターボ
・特徴:トランスミッションは9速ATで、ディーゼルターボエンジンはトルクフルなだけでなく、意外とスポーティなフィーリングも
・流通量:少ない
・相場:320万〜350万円
・コメント:ナイスな選択肢だが、なぜか流通量が少ない。ディーゼルのW205型を狙うなら、後述するC220dアバンギャルド AMGラインのほうが圧倒的に探しやすい


●C220dアバンギャルド AMGライン
・概要:上記にスポーティな内外装部品が付加された売れ筋パッケージ
・エンジン:2.1Lディーゼルターボ
・特徴:カッコいい。トルクフル
・流通量:やや多い
・相場:230万〜330万円
・コメント:ナイスな選択肢で、流通量もそれなりに多い。ただ、走行距離少なめの物件は200万円台後半以上の車両価格となる場合が多い

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Cクラスは高速道路でのスタビリティ、操縦安定性は高く評価されている
2014年7月デビュー時のCクラスのコクピット
ヘッドクリアランスはやや不足がちだが充分な広さを持つリアシート

2018年7月に行われたビッグマイナーチェンジ以降は300万円オーバー

2018年7月に行われたビッグマイナーチェンジでフロントバンパーやリアバンパーがよりダイナミックなデザインに変更。ヘッドライトは、内部にマルチチャンバーリフレクターが上下4列ずつ立体的に並びデザインとなる。写真はC200アバンギャルド
ビッグマイナーチェンジでディスプレイは12.3インチとなり、ステアリングはSクラスと同じデザインになっているほか手を放さずにナビの操作や車両の設定が行えるタッチコントロールボタンも備える。またSクラスと同等の運転支援システム、インテリジェントドライブを選択することができる

2018年7月以降の後期型Cクラスの中古車情報はこちらをクリック!

 以上が2018年途中までの前期型中古車の概略だが、人によっては「2018年7月に行われたビッグマイナーチェンジ以降の後期型が欲しい!」と考えるかもしれない。

 確かに後期型W205の、よりダイナミックな印象となったエクステリアや「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」と「マルチビームLEDヘッドライト」、C200に採用されたマイルドハイブリッドシステム、あるいはSクラスと同等にアップグレードされた「インテリジェントドライブ」などはかなり魅力的だ。

 しかし後期型のW205型Cクラスを買おうとすると、車両価格はほぼ確実に300万円オーバー。いわゆる乗り出し価格は330万円以上となるのが一般的だ。

 もちろん中古車に330万円以上を投じるのも悪くないとは思うが、それだけの金額を投じるなら、いっそのこと新車を買うほうが気分はいいはず。

 ということで、もしもW205型ベンツCクラスの中古車を買うならば、「お高い後期型ではなく、200万円ちょいぐらいの手頃な予算感で、前期型のなるべくいいやつを探す」というのが王道となるだろう。

 そういった「200万円ちょい」でどのグレードを選ぶべきかの正解は特になく、人それぞれ、お好きなものを選べばよい。

 ただ、「流通量が豊富で(=探しやすくて)、好条件な中古車が比較的安価で売られている場合が多い」という意味では、前期型の「C180アバンギャルド」と「C180アバンギャルド AMGライン」「C200アバンギャルド AMGライン」の3グレードこそが狙い目となる。

 基本的にはこの3グレードを中心に、時おり変化球として(?)左ハンドルの「C200スポーツエディション」あたりも視野に入れつつ、W205型ベンツCクラスの中古車を楽しく探していただけたら幸いだ。

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