【画像ギャラリー】濃密な車両解説もぜひ!!!! 歴代「ベビーギャング」たちの共演をギャラリーでチェック!!!

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■スズキ 初代アルトワークス(1987年)

 初代アルトワークスは商用車とすることで物品税を節税した初代アルトや軽ハイトワゴンのワゴンRのように新しいジャンルを開拓するスズキとしては珍しく初代ミラTRの影響を受け登場した軽スポーツである。しかし、後発だけにエンジン内部だけ見ても強化されたピストン、コンロッド、クランクを持つ本格派で、軽自動車の64ps規制ができるきっかけはコイツだった。

■スズキ 2代目 アルトワークス(1988年)

 2代目アルトワークスは初代モデルの成功もあり、標準モデルとは異なる丸形ヘッドライトとなり、初代モデル同様のハードなモデルに加えマイルドなSOHCターボも設定するなど、バリエーションも拡充された。モデルサイクル中に軽自動車の規格改正があったため排気量とボディサイズが拡大されたほか、モデルサイクル後半には競技ベースのワークスRも追加された。

■スズキ 3代目 アルトワークス(1994年)

 3代目アルトワークスの初期モデルは上級となるRS/ZのエンジンがF型から新開発のK型に変わったという話題はあったが、全体的には2代目の正常進化版だった。しかし1995年には2代目同様に競技ベースのワークスRが追加され、その内容はRS/Zに対し鍛造ピストン、ハイカム、ビッグスロットル、260cc大容量インジェクター、専用コンピュータ、専用タービン、クロスミッションなど、「競技用にする準備がされた市販車」というもので、チューニングを楽しむユーザーにもありがたかった。

■スズキ 4代目 アルトワークス(1998年)

 現在の軽規格の施行と同時にフルモデルチェンジ。ワークスは標準モデルと同様にボディサイズ拡大によりクルマとしての基本性能を大きく向上したほか、エンジンも可変バルブタイミング機構や電子制御スロットルを採用するなど、当時の軽自動車としては非常に贅沢なものとなった。しかし競技ベースのワークスRは設定されず、3代目モデルまでとはやや方向性が変わったのも事実だった。なおアルトワークスは2000年12月のマイナーチェンジで一度姿を消し、現行モデルで15年ぶりに復活した。

■ダイハツ 初代ミラ TR-XX(1985年)

 ミラターボは登場時からターボ車を想定していた点がそれまでの過給器つきの軽に対し、新しかった。TR-XXは2代目ミラの登場から3カ月後に追加されたエアロパーツなどを持つモデルで、最高出力はグロス50ps、ネット52ps、軽の自主規制一杯の64psとパワーアップされた。

■ダイハツ 2代目ミラ TR-XX(1990年)

 ベースとなるミラは他車が規格改正にマイナーチェンジで対応したのと対照的に、規格改正に合わせたフルモデルチェンジで登場。ターボ車は当初FFだったが、4WDターボのX4や競技ベースのX4-Rも追加され、アルトワークスとの戦いに備えた。

■ダイハツ 3代目ミラ TR-XX(1994年)

 ベースの4代目ミラは4気筒エンジンもラインナップ。ターボ車は4気筒で、TR-XXは標準モデルに加え、競技ベースのX2とX4も設定。しかし、ミラのスポーツモデルはこの世代で最後となった。

■三菱 6代目ミニカ DANGAN ZZ(1989年)

 6代目ミニカは軽セダンとしては全高の高いモデルだったにもかかわらず、スポーツモデルのDANGANも設定。DANGANのエンジンは3気筒5バルブDOHCのNAとターボで、5バルブエンジンを積んだ軽自動車が今後市販化される可能性はかぎりなくゼロに近い。

■スバル ヴィヴィオ RX-RA(1993年)

 ヴィヴィオのスポーツモデルは4気筒SCという時点で強烈だが、競技ベースのRX-RAはクロスミッションがつくなど、さらにスパルタン!

■スズキ Keiスポーツ&Keiワークス(2000年)

 アルトワークスの後継車として登場したKeiスポーツはKeiワークスに昇格し、FF車にはヘリカルLSDがつくなど、スポーツ性を向上。

■ホンダ ビート(1991年)

 ソフトトップのオープン2シーターで、エンジンはミドに搭載するという軽スポーツ。エンジンは「MTREC」と呼ばれる3連スロットルを持ち、レッドゾーンは8500rpmと高回転型で最高出力は64psだったものの、いかんせんNAエンジンというのに加え、車重もミドシップのオープンのため760kgと軽にしては重いため、速さに見るべきところはない。さらに21世紀のビートとなるS660同様に人がふたり乗ったらほぼ荷物は乗らず、走るしか芸や能のないクルマだ。しかし、その代わり運転する楽しさだけはかぎられたパワーゆえにアクセルを深く踏み、適切なギアを選びながら走らなくてはならないため、常識的な運転でもスポーツのようで、何にも代えがたかった。

■スズキ カプチーノ(1991年)

 1989年の東京モーターショーへの出展を経て、ビートの半年後に市販化された2シーターのオープン軽スポーツ。ビートに似てはいるが、カプチーノはジムニーなどの駆動系を使ったFRでターボエンジン、ルーフはソフトトップのビートに対してハードトップかつクーペ、タルガトップ、Tバールーフを選べ、この種のクルマとすればまずまずのラゲッジスペースもあるなど、ビートとはまったく違うクルマである。運転してもアクセル開度は大きいながらもミドシップというのもあって繊細な乗り方が要求されるビートに対し、パワーに余裕があるカプチーノはドリフト走行も可能という大きな違いもあり、よし悪しではなくどこを見ても2台はまったく違う点が面白かった。

■マツダオートザム AZ-1(1992年)

 こちらも1989年の東京モーターショー出展を経て市販化された、平成の軽スポーツカー「ABCトリオ」を形成した一員。AZ-1は当時マツダとそれなりの関係があったスズキの3気筒ターボエンジンを横置きミドシップに搭載し、ドアは何のためのものだったのかはともかく、ベンツSLのようなガルウイングというモデルだった。各部を見ればわかるように3台のなかで最も特殊なモデルで、特にそのハンドリングはピーキーでマニアックというより、危険なところもあるくらいで、それが許されていた点にも時代を感じる。そんなクルマだけに3台のなかで一番売れず、最も短命だったのだが、キャラは一番立っていたのかもしれない。

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