軽商用EVがまた一段とレベルを上げてきた。ダイハツ初の量産BEVが市場に投入に合わせて、OEM先のトヨタはピクシス バンにBEVを設定! ラストワンマイルを支える実務車として、どのような完成度に仕上げられているのかをチェックしていこう!
文:ベストカーWeb編集部/画像:トヨタ、ダイハツ
【画像ギャラリー】ピクシス バンにBEV追加! 積載変わらずEV化でトルクもアップ!(16枚)画像ギャラリーダイハツと時を同じくしてトヨタも!
ダイハツから2026年2月2日に同社にとって初のBEV「e-ハイゼット カーゴ」「e-アトレー」が発売されたのとあわせて、OEM先であるトヨタでもEVバッテリー搭載「ピクシス バン」が登場したぞ!
今回使用されたEVバッテリー「e-SMART ELECTRIC」はダイハツ・トヨタ・スズキの3社共同開発によるもの。静粛性・加速性、走行安定性の鼎立を目指し、商用車として物流およびラストワンマイルをさらに支えることを狙う。
まさに、ダイハツとスズキによる小型なクルマをつくる技術・ノウハウとトヨタの電動化技術といったそれぞれの強みが合わさったカタチとなる。
後輪軸上にモーター搭載! トルクもモリモリ!
では、注目となるピクシス バンBEVの性能を見てみよう。
そもそも、ピクシスはFRと4WDでこれまで展開されていたが、なんと今回のEV化で、モーター・インバーター・減速機が一体化された「e Axle(eアクスル)」は後輪軸上に配置されたとのこと! 最高出力47kWと変わりはないものの、最大トルクは、NAが60N・mでターボは91N・mだったのが、126N・mにまで上がっている!
これで、多積載時や坂道発進でも後輪にしっかりとトラクションがかかり、ストップアンドゴーが続く市街地配送でもスムーズな加速を維持してくれることから、まさにラストワンマイルを支えるのにふさわしい性能だといえよう。
リアサスペンションは新設計のトレーリングリンク車軸式で、スプリングレートを最適化。要するに操縦安定性と乗り心地の良さを両立している。荷物を届けるために、都市から地方まであらゆる路面を走るうえで、これは嬉しい設計だ。
36.6kWhの薄型リチウムイオンバッテリーは床下に搭載され、低重心化と車体剛性の向上を同時に実現。またこのバッテリーは性能まで驚異的! なんとWLTCモードで257kmという軽商用BEVバンとしてトップ水準の一充電走行距離を確保しているとのこと!
もちろん、この数値は、ダイハツのe-ハイゼット カーゴ、e-アトレーと共通。3社が描いた軽商用BEVの到達点を明確に示すものだといえよう。
【画像ギャラリー】ピクシス バンにBEV追加! 積載変わらずEV化でトルクもアップ!(16枚)画像ギャラリーはたらくクルマとしてのポテンシャルもアップ!
加えて、最大1500W(AC100V)の外部給電機能が標準装備され、アクセサリーコンセントもインストルメントパネル下部に設置。これにより、走行中も給電が可能に。住宅へ電力供給するV2Hも標準装備で、別売りのV2H機器と接続して家庭用電力としても利用できる。
災害や停電はもちろん、あらゆる面でクルマが「電源」として活躍できるように作られるのは、もはや当たり前の時代になってきたことを実感させられる。
商用車である以上、最も関心を向けなければならないのは、積載面だが、EV化されたために窮屈になるということは決してなく、ガソリン車同等の最大積載量350kgをしっかり確保。頭上収納のオーバーヘッドシェルフや、撥水機能付フルファブリックシート表皮など、汚れやすい現場を意識した装備も盛り込まれる。
そのほかにも省力パックと視界補助パックの2つのパッケージオプションも設定されているぞ。なお、省力パックは7万7000円、視界補助パックは6万6000円となっている。いずれも消費税込みの値段。



















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