全国旅行支援が始まり一時の大騒ぎは収まったように見えるが、実際はどうなのだろうかと思い、出かけてみた。あまり時間もかけられないので、交通・宿泊がセットになったパックツアーではなく宿泊だけを利用した。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】全国旅行支援でお好み焼きを食べに行く!(16枚)画像ギャラリー広島旅行が実質2万円切り!! 3000円クーポンも
問題はどこに行くかということだが、特にどこに行きたいという目的地はなく何となくお好み焼きが食べたいという理由だけで広島にした。今回は夜行バスでは時間がかかるので乗りバスレポートは広島で行うとして往復は航空機(もちろんLCC)利用にした。
成田・広島間はスプリングジャパンが路線を持っている。同社は中国のLCCである春秋航空が日本に設立した航空会社だが、現在は日本航空グループに属している。往復の運賃や空港施設利用料、支払手数料等すべて込みで1万7340円だった。直前にしてはまずまずの安値だと評価した。
一方で宿泊は全国旅行支援が適用になるホテルを選択するのだが、大手のネット旅行会社ではサイトにより締め切ったものや予算を使い切ったのか適用にならないところもあり、正直なところは使いにくいという印象だった。そこでチェーン系ビジネスホテルのホームページで直接探して予約した。
東横インが全国旅行支援適用でシングル4080円というのがあったが、あいにくとシングルは満室。他のプランを見ると同額でツインルームが空いていたので即予約。平日の宿泊なので全国旅行支援の広島県版「やっぱ広島じゃ割」で3000円のクーポンがもらえる。これでお好み焼きが3枚くらいは食べることができそうだ。
航空運賃と宿泊費で2万340円となった。実際にはこれに空港アクセスの交通費がかかるが、成田も広島も空港は不便な場所なのでバスや電車のお世話になるだろう。
成田空港へはコロナ前は第3ターミナル利用に便利なので、京成バスを利用していたが1日15.5往復合ったのが2.5往復に減便されたまま回復する兆しがないので、仕方がなく京成本線で行くことにした。
LCCの第3ターミナル利用の場合は鉄道で行くのは不便で、バスの方が利便性は高いのだが早く回復してほしいと願いながら京成電車を利用した。