エアコンの基本原理、エバポレーターほか
元記事に戻る 臭い 冷えない なかなかうまくいかない… 間違いだらけのカーエアコンの使い方
■カーエアコンの構造
エアコンの冷却システムは、
1/コンプレッサーによって圧縮された冷媒(エアコンガス)は高温高圧の半液体の状態でコンデンサーに入る。
2/冷媒がコンデンサーでコンデンサーファンの風によって冷却され、さらに液化が進みレシーバーへ送られる。
3/レシーバーでは液化できなかったわずかな冷媒を液冷媒と分離して、乾燥剤やストレーナによって水分や不純物が取り除かれる。
4/ 液冷媒はエキスパンションバルブ(膨張弁)の微小なノズル穴からエバポレーター内へ噴射され一気に気化。
5/気化した冷媒はエバポレータ周りの熱を奪っていき、それによってエバポレータが冷やされます。そこにブロワモーターの風を通過させて冷風を起こす。
6/車内の空気中の水分は冷たくなっているエバポレーター表面でで凝縮され水滴となり、車外へ放出され、これにより除湿が行われる。
7/エバポレーターを出た冷媒はまたコンプレッサーに戻り再び圧縮される。このように冷媒を循環させてひとつのサイクルを構成される。