【画像ギャラリー】炎天下ではエンジン停止後15分で熱中症危険レベルになる!

出典/JAF

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炎天下ではエンジン停止後、15分で熱中症の危険レベルになった(出典/JAF)

 車内の温度上昇は、前述したように再び乗車して移動する際に不快で危険、燃費低下を招くだけが問題ではない。

 炎天下の駐車中に子供や高齢者を待たせていたり、車内に置いたままにしているモノに恐ろしい影響を与えることになる。

 例えばコンビニやスーパーで子供を車内に残して……というのはとんでもない話だ。

 JAFがこうした状況を想定して熱中症の危険度を測定した。熱中症指標計(写真中央)を用いて、WBGT(※熱中症指数)を算出(グラフ参照)している。

エンジン停止後、室内の温度は20℃レベルだったのに、エンジン停止後10数分で厳重警戒レベル、30℃を超えた(出典/JAF)

※WBGT(熱中症指数)とは人体の熱収支に影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算する。暑さ指数ともいう。

 これによると、エアコン停止からわずか15分で、熱中症指数が危険レベルに達したことがわかった。

 乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険なことがおわかりいただけただろうか。

車内温度を最も早く下げる方法は?

 さて、高温になった車内の温度をどうしたら早く最も下げられるのか? JAFが「夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は? JAFユーザーテスト」(出典:JAF)というテストを行っているので紹介しておきたい。

①ドア開閉➁冷却スプレーで冷やす③エアコンの「外気導入」④エアコンの「内気循環」⑤エアコン作動+走行の5バターンでテスト(出典:JAF)

 同じ色の同じクルマを5台用意し、車内温度 が55℃になったタイミングで5名のモニターがそれぞれ違う方法で温度低下に挑戦。

 温度計測は、計測器の温度センサーは運転席と助手席の中央、乗員の顔の高さに設置し、経過時間ごとの温度変化を測った。

①ドア開閉
 エアコンは使わず、助手席の窓だけを開け、運転席のドアを5回開閉して車内の熱気を逃し、温度変化を測定。

エアコンを使わずドアの開閉だけで温度は下がるのか?(出典:JAF)

②冷却スプレー
 エアコンは使わず、冷却スプレーをシートに10秒ほど吹きかけ、3分間の温度変化を測定。

冷却スプレーをシートに3分間吹き温度変化を測定(出典:JAF)

③エアコン「外気導入」
 窓は開けず、クルマのエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にし、10分間の温度変化を測定。

④エアコン「内気循環」
 窓は開けず、クルマのエアコン(オート)を内気循環、温度設定はLo(最低)にし、10分間の温度変化を測定。

⑤エアコン+走行
 窓を全開にし、 クルマのエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行し、温度変化を測定。

窓を全開にしてエアコンを作動させて温度を測定(出典:JAF)
対策別、車内温度の変化(出典:JAF)。「エアコン+走行」が最も早く車内の温度が下がることがわかった

 測定結果は見てみよう。エアコンを使わない「ドア開閉」は47.5℃、「冷却スプレー」は3分後に50.1℃に低下。

 エアコンを使用した3パターンのうち最も温度が下がったのは「エアコンの内気循環」で10分後に27.5℃、「エアコンの外気導入」は10分後に29.5℃、「エアコン+走行」は5分後に55℃から半分近くの28℃まで下がった。

 今回のテスト結果では「エアコン+走行」が最も早く温度を下げることができた。

 窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉めて、内気循環にして冷やす、これが最も効率的な方法ということがわかった。

 エアコン+走行は短時間で温度を下げられるので、燃料消費や排ガスを抑えることができるので環境面でのメリットも大きいといえる。

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