2022年12月1日(アメリカ現地時間11月30日)、北米ホンダは、CR-Vをベースとした新型燃料電池車(以下、FCEV)の生産を発表した。
このFCEVは、2024年からアメリカ・オハイオ州にある四輪車生産拠点のパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(以下、PMC)にて製造を開始されるとのことだ。
今回、発表されたホンダ 新型FCVに関する発表をくわしく見ていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/HONDA
【画像ギャラリー】FCEVになる!?? 日本未導入のホンダ6代目CR-Vをチェックする(12枚)画像ギャラリー2024年生産開始! 新型FCEVのベース車は日本未導入の6代目CR-V!?
新型FCEVは、2022年7月に北米にて発売された新型(6代目)CR-Vをベースに開発される。短時間での水素充填と長距離走行が可能となる。また、自宅や街中での充電できるプラグイン機能を追加したモデルになる予定だという。
しかし、市販化するうえで解決しなければならないことが多い。水素ステーション以外で水素を充填できる環境を整えることもそのひとつだ。
新型FCEVは、パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(以下、PMC)にて製造される。PMCとは、2代目NSXを生産してきた工場であり、熟練した技術者の匠の技と革新的な先進技術によって、高品質かつ高性能のクルマを少量生産してきた。
今回発表されたFCEVは、特殊な組み立て工程を必要とするため、生産拠点として選ばれたとのことだ。
ベース車となった6代目CR-Vは、日本では未導入のSUVモデルだ。1.5Lガソリンターボ(EX、EX-L)と2Lハイブリッド(Sport、Sports Touring)のグレードが用意されている。いっぽう、日本では5代目モデルまで販売されていたが、2022年8月に生産終了している。
今回の発表では、日本市場への導入に関しては明記されていない。この新型FCEVの続報とともに、今後に期待したい。
ホンダは、1980年代後半から研究開発を行い、2002年には「FCX」を日本とアメリカにてリース販売を開始したことを皮切りに、2008年に「FCXクラリティ」、2016年に「クラリティ フューエルセル」のリリース販売を行ってきた。
そして、2021年4月には、2030年までに先進国でのEVとFCVの販売比率を40%、2035年には80%にすること、さらに2040年には世界中で100%にするという目標を掲げた。
2022年3月には、ソニーとの合弁会社であるソニー・ホンダモビリティ株式会社の設立を発表。2022年内には設立し、2025年の新型EV市販化という歩みを進めている。
ホンダのEV、FCEVへの挑戦はこれからだ。
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