特に昭和世代のクルマ乗りたちが持つ「最高速」への欲望。実際にそんな速さで走らなくても、「このクルマは〇〇km/h出せる」という事実のみで満足できる。しかし! 最高速への欲望を捨て去れば心はさらに自由へと疾走できるのだ!!
※本稿は2025年11月のものです
文:清水草一/写真:ホンダ、日産、BYD、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年12月26日号
最高速を捨てると軽EV(サクラ/N-VAN e:/ラッコ)への道が開ける!?
昔のクルマは遅かった。スピードメーターが時速180キロまで刻まれていても、そんなに出るクルマはほとんどなかったので、逆に最高速への欲望がかきたてられた。「〇〇〇キロ出したぜ!」みたいな自慢は、カーマニアの定番だった。
現在、最高速を自慢する人はほぼ絶滅。誰も感心してくれなくなった。速度無制限のアウトバーンへの憧れも、久しく聞かない。最高速なんてホントにどうでもよくなったのである!
では、最も最高速が苦手なクルマは何か?
軽自動車は、時速140キロでスピードリミッターが働く。軽EVも同様だが、軽EVを時速140キロで走らせたら、すさまじい勢いでバッテリーが減り、驚くほど航続距離が短くなってしまう。それはガソリン軽の比ではない。
苦手度合いは空気抵抗の大きさに比例するので、最も最高速で走るのがわりに合わないのは、最も全高の高いN-VAN e:、続いてラッコ、サクラの順か?
ただしサクラはバッテリー容量が小さいので、最高速のバカバカしさはだいたい横一線か。
最高速がどうでもよくなれば、軽EVの日常域での快適性は大いに魅力的だとわかるはずだ。
トコトン最高速にこだわるなら……SSC トゥアタラ(475km/h)
市販車の最高速世界一は、1750馬力を誇るSSC トゥアタラの時速533キロというのが公式発表だが、ホントはそこまでは出ず、実際に記録したのは時速475キロらしい。まぁどっちでもいいですね。出す場所ないですから。
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