1月12日から14日まで開催された東京オートサロン。今年もさまざまな車両が展示されていたが、今やオートサロンは新車発表の場といっても過言じゃない程重要な場となっている。そこで今回は国産車を中心に初披露された新モデルを振り返っていこう。
文/西川昇吾、写真/SUBARU
【画像ギャラリー】感動のオートサロンと各自動車メーカーのスポーツカーに対する思い(19枚)画像ギャラリー■そこまでやるか!! トヨタのGRヤリス
クルマ好きの間で大きな話題となったのが進化したGRヤリスだ。世界で販売されているグローバルなスポーツモデルだが、今回のオートサロンで初披露となった。
ビッグマイナーチェンジとも言えるほどポイントの多い改良となったが、新開発の8速AT「GR-DAT」やよりハイパワーなエンジン、視認性と操作性を重視したインテリアなどが大きなポイントだ。発売は今年春ごろの予定だ。
SNSなどでも「そこまでやるか!」といったリアクションが多く見られたが、多くの来場者が実車を一目見ようとTGRブースへ足を運んでいた。
■走りの日産は電気自動車でも健在だ!! アリアNISMO
日産ブースでは電気自動車アリアのNISMOバージョンであるアリアNISMOが公開された。
アリアをベースに空力性能の高い専用のエアロパーツが装着されたエクステリア、専用チューニングのハンドリング、そして10%の出力向上などが大きなポイントだ。
このアリアNISMOにはBEVのフォーミュラマシンで行われているモータースポーツであるFormula Eの知見が生かされており、Formula Eに現役参戦している日産だからこそ生み出すことのできたコンプリートモデルと言えるだろう。販売は今年春を予定している。
■やっぱこれだね‼ ホンダのシビックRS
数々のシビックが展示されていたホンダブースだが、その中でも多くの注目を浴びていたのがサプライズで発表されたシビックRSだ。
ノーマルグレードとタイプRの中間を狙って設定されるグレードで、MT専用のグレードとなっている。1.5Lターボで販売は今年秋ごろの予定だ。
元々1.5LのノーマルグレードでMT車の比率が高い市場の反応を見て、このRSグレードの開発に至ったとのこと。
走りの気持ち良さにしっかりとこだわった開発が進められており、市場に出てから3年というタイミングでもあるため、既存ユーザーからの声もフィードバックした仕様を目指しているとのことだ。
■スバルのスポーツカーもバージョンアップして登場だ!! WRX S4 STI Sport#
スバルとSTIの合同ブースでは500台限定の特別仕様車「WRX S4 STI Sport#」が発表された。エアロパーツやタイヤ&ホイール、タワーバーなど各種特別装備が装着されたこの特別仕様車は1月28日まで抽選エントリーを受け付けており、抽選に当選した人に購入権が与えられる形となる。
近年好評であるSTI特別仕様車と同じく、操縦安定性の向上とより上質な乗り味の実現を目指したモデルで、インテリアにウルトラスエードを使用したレカロシートやブラックで統一したインテリアなど各部の上質な造り込みも注目すべき点だ。
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