なぜゆえに竹原なのか? たまゆら? 聖地巡礼?
ちなみにこの竹原市は「安芸の小京都」とも呼ばれ、駅から少し歩いたところには重要伝統的建造物群保存地区に指定された「たけはら町並み保存地区」があり、江戸時代に製塩地として栄えた当時の姿を見ることができる。
2000年には「都市景観100選」に選定され、これまで何度も物語の舞台になっている。また近年ではドラマ「マッサン」、そしてアニメ「たまゆら」の存在が大きい。
特にアニメ「たまゆら」は2010年発売のOVAからTVアニメーション、劇場公開と6年にわたり展開され、この間に竹原でイベントが多く開催され、多くのアニメファンが聖地巡礼として訪れた。
竹原は乗車したかぐや姫号ともコラボレーションしており、2013年からキャラクターがラッピングされたバスが運行されており、現在も引き続き広島と竹原を走っている。竹原へ向かう時にこのラッピングバスに乗車できたればテンションも上がるのではないだろうか。
さらには市内各所には、放送当時から変わらない看板を見ることができるし、色褪せてきたものを治しているものもあり、作品を大切にしている気持ちが伝わる。流れていく時間、変わる景色、その中でも変わらないもの…といろいろな発見があるので、それぞれの想いを胸にぜひ訪れてほしい場所だ。
心癒される乗りバス旅はおススメ!
またこの日は「たけはら町並み保存地区」で「たけはら憧憬の路~町並み竹灯り~」が3年ぶりに開催された。カットした竹の中に灯りをともし、それを通りや広場に並べてあたたかい灯りを楽しむというものだ。筆者もこのイベントが好きで、毎回この時期には竹原を訪れている。
まだ以前のような規模でないものもあったが、それでも久しぶりに竹灯りで作られた景色は何とも言えない暖かさ溢れる素敵な風景であった。今年の同イベントは終了してしまったが、毎年10月の最終土日に行われるので、機会があれば癒しを求めて来訪してみてはいかがだろうか。
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