食い気最優先の乗りバス!! 長〜い路線バスでの食べ歩き旅が楽しすぎる!!

■どこかで入れておきたい定番のアレ

 道の駅なないろ・ななえを12:58に出発、そのまま乗りバス旅を37分続けると、今度はJR函館本線の森駅に13:35に到達する。運賃は740円。ちょうど利用するバスが森駅止まりのため、ここでも食欲に時間を割ける。

 森駅の名物といえば、駅弁で売られている「いかめし」が良く知られている。いかめしを購入して試すのも大いにアリだが、もう一つ森駅前で話題を振りまくのがラーメンだ。

 鉄道駅の出入口を背にして、正面やや右方向を目指し直線距離で20m、歩道を普通に歩いて最短120mくらいのところに、当該のラーメン店が営業している。

 地元では超有名な人気店で、2022年に代替わりしたそうだ。トッピングに「月見」を選べるのが、ラーメン的にちょっと変わっている。

中華麺と生卵の組み合わせがユニーク
中華麺と生卵の組み合わせがユニーク

 次の長万部行きは14:33。お店での順番待ちがどうなるかはその時次第とはいえ、持ち時間が58分あれば、よっぽどの猫舌でない限り、ラーメンを堪能してもバスに間に合うはずだ。

 森駅から函館方面に戻る場合、310・311系統は16:31までない。JR線で帰るなら14:53発の普通列車か15:20発の特急が直近になる。

■最後に控える例の名物

 311系統は森駅で終わり。ここから310系統のみが先へと進む。駅前を出てすぐ、進行方向右側に内浦湾が広がり始め、バス旅にオーシャンビューの醍醐味が加わる。

310系統の車窓に広がる海
310系統の車窓に広がる海

 バスの本数を踏まえると、このあたりで途中下車を切り上げて、最終バスを温存しつつ最後まで一気に行ってしまうのが安全だろう。

 森駅から長万部駅前まで約1時間36分。途中から乗ったとは思えないくらいの所要時間が残っている。八雲駅と、日本海側のせたな町方面への分岐点である国縫(くんぬい)を経由して、16:09に長万部駅前に到着する。運賃は1,400円。

 このバス旅のゴール地点に相当する長万部にも、グルメな名物「かにめし」がある。駅弁での販売がおなじみであるが、お店によっては店内で暖かい「かにめし」も楽しめる。

 ただし、長万部駅から最も近い場所にある、かにめしを提供するお店は閉店時間が早く、16:09着では残念ながら間に合わない。

 かにめしを諦め切れないとなれば、時間的にだいぶタイトになってしまい保証できかねるが、駅から海方向に600mほど進んだ先に、17:00まで営業しているお店がある。

途中下車しながら長万部名物かにめしを試すのは少々ハード?
途中下車しながら長万部名物かにめしを試すのは少々ハード?

 長万部駅から先へ行く路線バスはないため、来た道を戻る……と言いたいところであるものの、函館行き310系統の最終が14:50に出てしまっており、もうバスでは帰れず後はJR線に頼るしかない。

 16:09着の直近として、函館方面には16:18発普通列車、17:01発特急、17:57発特急が出ている。函館本線で小樽方面へ行く場合16:38発、室蘭本線経由で札幌方面を目指すなら16:28発特急か18:08発特急だ。

 函館バス310・311系統をベースに食べ歩き乗りバス旅を組んでみると、順方向に進む限りは、それほど無理なく乗って食べての1日が実現可能という結果が着地点になった。

【画像ギャラリー】北海道渡島地方食いバス旅(11枚)画像ギャラリー

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