新旧ソリオを乗り比べてびっくり!!  正常進化の4代目とクルマ好きに受けそうな3代目

新旧ソリオを乗り比べてびっくり!!  正常進化の4代目とクルマ好きに受けそうな3代目

 3代目ソリオのUカーを購入して約2か月。ようやく新型の4代目ソリオと乗り比べる機会が訪れました。これからソリオを買うなら新旧どっちを選ぶ? 旧型LOVEの筆者が言うのもなんですが、新型への興味が俄然沸いてきました。

文:奥野大志(Team Gori)/写真:奥野大志(Team Gori)、スズキ

より静かになった新型のパワーユニット

写真は旧型のエンジンルーム。絶対的な加速力やパワー感に違いはありませんでした
写真は旧型のエンジンルーム。絶対的な加速力やパワー感に違いはありませんでした

 新旧ソリオのエンジンはどちらも1.2L+モーター機能付き発電機(ISG)のマイルドハイブリッド。基本的なスペックは同じですが(今年1月に発表された最新型は新しい1.2Lの3気筒エンジンに変わりました)、実際に乗ってみるとずいぶん進化している印象を受けました。

 特に加速時。旧型はCVT制御の粗さが気になりますが、新型ではそれが改善され、エンジン音が静かになりました。ボディの静粛性が高められているということですが、おそらくCVTも改良されているのでしょう。減速時のスピードの落ち方も至って自然です。

使い勝手が向上した新型のインテリア

写真は旧型のドリンクホルダー。新型は底に丸型のくぼみを加えた2段構造です
写真は旧型のドリンクホルダー。新型は底に丸型のくぼみを加えた2段構造です

 新型に乗ってハッとしたのですが、インテリアは見事に旧型の進化版。センターメーターを中央に配した旧型のデザインコンセプトはそのままに、各部のクオリティをアップさせているのがわかります。

 特に驚いたのが左右のドリンクホルダー。旧型も使いやすかったのですが、新型は底に丸いくぼみを設けた二段構造になっており、四角いパックやペットボトルを確実にホールドすることができます。また、旧型ではラゲッジスペースにあったアクセサリーソケットを、運転席側リアシートのシートバック横に移動するなど、改善の跡を各所に見ることができます。

高速移動で威力を発揮する新型のACC

ACCは予想通り、新型の全車速対応タイプの圧勝でした
ACCは予想通り、新型の全車速対応タイプの圧勝でした

 新旧ソリオにはアダプティブクルーズコントロールが装備済みですが、旧型は40km/h以下でキャンセル、新型は全車速対応と、内容は異なっています。どちらも実際に高速道路で使ってみましたが、使い心地は新型が圧勝(当然か)。先行車との距離が詰まった時の速度調整も滑らかで、ACCの恩恵を享受することができます。

 旧型は先行車との距離が詰まった時の減速が唐突で、イラっとしてスイッチをOFFにしてしまうこともしばしば。新型ソリオのACCならそんなことはまずないでしょう。

新旧で好き嫌いが別れる部分もある

縦長のテールランプとなった4代目。まさに“ミニ”ミニバンと言った佇まい
縦長のテールランプとなった4代目。まさに“ミニ”ミニバンと言った佇まい

 こうして見ていくと新型の圧勝というところですが、好き嫌いが別れるところもあります。それはデザイン。新型の外装は縦長のテールランプでよりミニバンらしく、旧型はL字状のテールランプが配置され、ハッチバックのように見えなくもないです。

 また、インテリアについても左右対称デザインの旧型に対し、新型はエアコンの吹き出し口(中央部)の配置が非対称になっており、好みが別れると思います。移動の足としてのクオリティは新型の圧勝ながら、人によっては旧型の方がいいという人もいるかも。新型より断然安く購入できるので、これからソリオを検討するという人は、旧型も検討してみてください。

【画像ギャラリー】実車ロケを敢行!! 新旧ソリオのインテリアを写真で比較してみた(6枚)画像ギャラリー

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