ジャパンモビリティショーの前身である東京モーターショーは長い歴史のあるモーターショー。その歴史の中には多くの名車と、多くの「突き抜けた」クルマが登場した。ここでは1991年から1999年に現れた「奇天烈カー」をご紹介する。
※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、日産、ホンダ、いすゞ、三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
太陽光パネルを備えた低重心オープン トヨタ AVALON(1991年)
太陽光電池を搭載した4人乗りオープンカー。写真はフロントガラスやルーフが閉じている状態で、ベルトライン上から折りたたまれる、近未来感満載のコンセプト。
●奇天烈度:★★★★★
四輪と二輪の夢が叶う 日産 DUAD コンセプト(1991年)
とにかく低重心でなめらかな曲線を描くスタイルは個性的で美しい。風を切って走るバイクのようで、見た目から爽快感も感じられる。
●奇天烈度:★★★★☆
オールアルミのシティコミューター ホンダ EP-X(1991年)
オールアルミボディを採用した全長3700mmのふたり乗りのシティコミューター。2輪同様前後にシートがあり、リアシートへアクセスするには緊急用のリアハッチを開く必要がある。車両重量は620kg。
●奇天烈度:★★★★☆
スーパーカー商用車の産声 いすゞ COMO(1991年)
3.5L、V12エンジンをミドに搭載し、ドアは跳ね上げ式。これだけ聞くとスーパーカーそのものだが、大人が4人乗れて広大なラゲッジスペースが備わる。まさに、スーパーカーとピックアップの新ジャンル!?
●奇天烈度:★★★★☆
クーペクロスオーバーの習作 日産 トレイルランナー(1997年)
オフロードも楽々と走破できてしまうスペシャルティクーペ。装着されている大型リアスポイラーは荷台にもなるという万能っぷり。スライド格納式のスペアタイヤも装備されていた。
●奇天烈度:★★★☆☆
自然の守護神 三菱 パジェロ フィールドガード(1997年)
自然環境保全のパトロールカーとして、三菱独自のオールコンディション4WDを駆使したふたり乗りのフルオープンパジェロ。水辺の災害地などでも水深800mmの抜群の渡渉性能を実現した。
●奇天烈度:★★★★☆
ネオン街に映えるパリピ仕様 ホンダ 不夜城(1999年)
インラインスケートで爽快に街を駆け抜けるような感覚を再現した新ジェネレーションビークル。内装は浅く腰掛けるセミスタンディングシートをはじめ、ナイトクラブのように仕立てられていた。
●奇天烈度:★★★★★














コメント
コメントの使い方とても面白い車たちですね。それぞれ調べて、楽しく情報収集できました。
生まれてない頃のコンセプトカーも未来への希望と夢がすごくて大好きですが
この年代もまた違った良さがあって、前時代感も含めて興味深くて楽しいです。